防犯と聞くとサービス管理責任者には関わりがないと思った方も多いのではないでしょうか?
しかしサービス管理責任者として、「施設長」や「管理者」として働いている方であれば、施設の防犯対策という点にも目を向けなければいけません。
近年障害者福祉施設においても防犯対策は重要視されています。
障害者福祉施設の防犯とは
・送迎時のトラブル、交通事故
・外部からの侵入者や不審者
・窃盗
これらが障害者福祉施設として注意しなければいけない主な防犯になりますが、その他にも利用者様への虐待などは大きな問題となっています。
施設長や管理者として働いているサービス管理責任者ならもちろん対応は可能かと思いますが、管理職でないサービス管理責任者でも、障害福祉業界ではリーダーの役割を担う中間管理職とも言える職種です。
対策のポイントを把握しておくと、自分の身を守るだけでなく施設を守り、安全な支援を提供できるより良い施設を目指すことができますよね。
・設備
まずは防犯カメラやセンサー、フェンスや二重扉といった、外部からの侵入をさせにくくする設備です。防犯カメラには録画機能が付いており、万が一の際の証拠ともなるため窃盗や虐待の防止にも有用となります。センサーは人感センサーで点灯するなど、侵入が警戒心を抱くような設備を整えるだけでも効果があります。
・防犯訓練
施設内であらゆるケースに備えて、ケースごとの対応や動き、動線の確認など利用者様も含めて定期的に訓練を行い振り返ることで、より良い防犯対策のアイデアにもつながるかもしれません。こういった研修を行うことで防犯に対しての意識づけにもつながるため、1回きりではなく開催時期を決めて定期的に行うように取り組みましょう。
・地域や自治体との連携
防犯に関しては施設内のみの問題ではありません。地域全体が危険にさらされるため、施設内のみで対策、解決できるものではないケースも多く存在します。普段から定期的に連携を取っておくことが施設、そして地域全体の防犯につながるでしょう。
障害者福祉施設は様々な障害を抱えた方がいるため、サービス管理責任者含めスタッフは障害特性も考慮した対策なども必要になります。
施設の系統によってそれぞれ必要な防犯対策は異なるため、今一度自分の働く施設の防犯を見直してみてはいかがでしょうか。