サービス管理責任者のワークライフバランス

サービス管理責任者はこれまで解説してきました通り、業務量が多く多忙な職種です。

緊急対応などが発生すると、本来行う予定であった業務が繰り越しになり、時間外労働をしなければいけないなど、業務量によって大きく労働時間が変化するのではないでしょうか?

近年ワークライフバランスという言葉を頻繁に耳にするようになりましたが、ワークライフバランスとは仕事とプライベートの両立のことを表します。

仕事は日々生活をしていくために必要であり、プライベートと呼ばれる部分には仕事以外の生活だけではなく、趣味や休養、結婚、出産、育児、介護などのすべてが含まれます。

ではサービス管理責任者のワークライフバランスの現状を皆さんはご存知でしょうか?

 

サービス管理責任者のワークライフバランスの現状

サービス管理責任者は仕事量の多さや責任の重さから仕事内でストレスを感じる人も多いのではないでしょうか?では実際に働くサービス管理責任者がワークライフバランスをとれているのかを解説します。

 

・フレックスタイム制

近年サービス管理責任者としてフレックスタイム制で働くことのできる事業所は増加傾向にあります。

事業所ごとに定められた労働時間を満たすことができるのであれば、日々の勤務時間を自分で自由に決めることができる制度です。退勤時間も調整できるため、働く時間とプライベートの時間を自身で分けることができます。

 

・在宅勤務

サービス管理責任者の仕事はデスクワークのみでとどまりませんが、主な業務内容である個別支援計画の作成などは、場所を問わずパソコンと通信環境が整っていれば可能です。

関係機関とのやりとりも電話やメールで可能なため、在宅勤務を許可している事業所も増えています。

 

・有給休暇等の休暇について

サービス管理責任者は各事業所の種類によって配置基準が異なりますが、現状サービス管理責任者は最低限の人数のみしか配置されていない事業所が多いのが事実です。

そのため希望する日に休暇をとることが難しいかもしれません。早めに申し出て有給休暇を利用すること自体は可能ですが、有給休暇取得日については相談が必要になるでしょう。

 

サービス管理責任者のワークライフバランス | まとめ

仕事を重視したい方やプライベートを充実させたい方など、ライフスタイルの変化に伴って働く目的や働き方は一人一人異なります。

しかしワークライフバランスは個人の考えのみで改善していくことは難しいケースも多くあります。

サービス管理責任者の在宅勤務を認めている施設が増えたりと、ワークライフバランスは改善傾向にあるのは間違いないと思いますが、それでもハードな仕事だということも否定はできません。

もし現状の働き方をすぐに変えたいと思ってらっしゃる方は、新しい職場に移ることも考えてみてはいかがでしょうか。

 

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