サービス管理責任者が仕事を引き継ぐ際のポイントと進め方

前回の記事では引き継ぎを行う重要性を中心に解説しました。

合わせて読む → サービス管理責任者として働きだすときにまずやるべきことは?

引き継ぎといっても、引き継ぎ方に決まった方法はなく、口頭のみで行われる場合やマニュアルに沿って行われる場合など様々です。

そもそも引き継ぎとはどのような流れで進めていくかご存知でしょうか?進め方や引き継ぐ際のポイントに関しても合わせて解説します。

 

サービス管理責任者の引き継ぎの流れ

  1. 業務内容のリストアップ

まずは普段自身が行っている業務をリストアップします。

出勤してから退勤するまでの1日のタイムスケジュール、週間スケジュールや月間スケジュールのなかで、重要事項や注意事項を添えつつ確認できると漏れが少なくなるでしょう。

 

  1. 引き継ぎの計画を立てる

引き継ぐ側は普段ルーティンの様に行っている業務で何気ないことかもしれませんが、引き継がれる側は同じサービス管理責任者といえど、場所が違えば業務内容も多少異なります。膨大な情報をすべて一度に詰め込むのではなく、資料やマニュアルを使うなど、伝え方も工夫しつつ余裕を持って行うことが重要となります。

 

  1. 資料作成

ToDoリストの作成など、リストアップしまとめられているものがあると、後任者は漏れがなく確認しながら新しい仕事内容に慣れることができます。

サービス管理責任者はただでさえ業務量が多いため、業務負担の軽減のためにも資料があるとより良いでしょう。

 

サービス管理責任者が引き継ぎを行う際のポイント

・関係者の連絡先の把握

事業所内のスタッフだけではなく、サービス管理責任者は利用者様、利用者様のご家族様、地域の関係機関と密に連携を取らなければいけません。

相手方の名前や連絡先は必ず必要となります。

 

・関係者への挨拶、顔合わせ

利用者様や利用者様のご家族様、関係機関の担当者の方へは必ず担当のサービス管理責任者が変更となる旨をお伝えしましょう。

また可能なら後任の方も含めて顔合わせをする機会があると、担当が変わっても良い関係性のまま新任のサービス管理責任者に引き継ぎができますよね。

 

サービス管理責任者が仕事を引き継ぐ際のポイントと進め方 | まとめ

担当のサービス管理責任者が変わっても、サービスの質を落とさず利用者様に不利益が被らないように行動することが重要となります。

引き継ぐ側も引き継がれる側も改めてこれらのポイントに注意し取り組んでみてはいかがでしょうか。

 

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