サービス管理責任者は障害福祉業界で働くうえで、障害を抱えた患者様や利用者様と接する仕事である限りあらゆるリスクが考えられます。
サービス管理責任者が遭遇しうるリスクとして、利用者様の怪我や急変、利用者様間やサービス提供事業所などの関係機関とのトラブルなど、数多くのリスクがあります。
しかしサービス管理責任者は、障害福祉サービスを提供するにあたってのリーダー的立ち位置となるため、これらのトラブルが起こった際の対応はもちろん、リスクを減らすための働きかけ、リスクマネジメントも行う必要があります。
今回はどのようなリスクが考えられるのかなど、リスクマネジメントについてを解説します。
サービス管理責任者が考えるべきリスクマネジメントとは
リスクマネジメントとは、いわゆる危機管理のことを表します。
考えうるリスクを管理しながら、そのリスクによる影響を最小限にとどめ管理することです。
リスクマネジメントの考え方として、どのようなリスクがあるのかを把握し、そのリスクが起こる原因などを分析したうえで予防策と対応策などの対応といった、この考え方を理解しておくだけでも、リスクマネジメントに繋がりますよね。
サービス管理責任者がリスクマネジメントを行うにあたって
サービス管理責任者はそれぞれの事業所においてどのようなリスクがあるのかを把握しなければいけません。
事業所のみならず医療施設でも行われているヒヤリハットやインシデント報告、職員からの報告以外にも利用者様からの情報、巡回から得られる情報など、まずはあらゆる事例の把握がリスクマネジメントを行うにあたっての起点となります。
それらの情報を各リスクごとの原因を明らかにし、パターンを分析することで課題を見つけられるでしょう。
そこで見つかった課題に対して予防策と対応策を考える必要があります。
起こってしまったトラブルに対して、事前に何をするとトラブルが起こらなかったか、どのように対応すると影響を最小限にできたか、再発防止策も踏まえて考えることが重要です。