昨日、サービス管理責任者の退職理由について解説しました。
合わせて読む → サービス管理責任者の退職理由で多いのは
ただサービス管理責任者の方にはまだまだ転職したい、退職したいという理由があります。
本記事では、これからサービス管理責任者になろうと思っている方にさらにサービス管理責任者の転職・退職理由について深堀し、気を付けるべきポイントなどについて説明します。
サービス管理責任者の退職理由とその対策
昨日は多くのサービス管理責任者の方で退職する理由の大きなポイントとして、業務量の多さと責任を挙げさせて頂きました。
しかし本日はもう1つ大きな原因についてお話しします。
相談できる相手の不在
サービス管理担当者の業務は専門性が高く、時には自分の判断に不安を感じることもあります。
しかしサービス管理責任者は多くの場合その役割を一人で担っています。
専門的な業務に関して不安や疑問を感じたとしても、同じ立場の人が近くにいないため、相談や意見交換が困難です。
これは孤独感を感じさせるだけでなく、問題解決の選択肢を限定させることにもなり、仕事の質に影響を与えかねないので、大きなストレスを感じることでしょう。
そういったことに不安を覚える方には是非覚えていて欲しいことがあります。
もしこれからサービス管理責任者の方が施設を探す場合に、施設に複数人のサービス管理責任者が在籍しているかを必ず確認してください。
基本的なルールとして、利用者が60名以下だと1人以上のサービス管理責任者の在籍がマストになります。逆に言えば、1人でも良いということなんです。
なので自分だけがサービス管理責任者として働かなければならない可能性があります。
そういった状況にストレスを感じる方は、大型の施設を探してみてはいかがでしょうか?
大型施設ですと、複数のサービス管理責任者がいますし、相談もしやすくお互いにフォローしながら仕事ができるでしょう。
または小さな施設でも系列の施設を保有しているかどうかを確認することもオススメです。
仮に1つの施設に1人のサービス管理責任者だとしても、系列施設があることで、その施設のサービス管理責任者に業務の相談することも可能になるからです。
連日、サービス管理責任者について解説しましたが、やはりサービス管理責任者という仕事は非常にやりがいのある仕事であることは間違いないと思いますが、その分求められるものも大きいということなのでしょう。
それゆえに責任を感じ過ぎてしまったり、ストレスを抱えて辞めてしまうという結果に繋がっているのだと考えられます。
これからサービス管理責任者を目指す方は、そういった側面があることも理解した上で働く必要がありますし、また施設により働き方や求められる仕事も違うので、しっかりとリサーチをした上で、入職することをおすすめします。