サービス管理責任者なら持っておきたい「傾聴力」

サービス管理責任者が利用者様個別支援計画を作成するにあたって必要なことは、アセスメントを行うことです。

利用者様の意向や希望、ニーズ、課題の整理を行い理解しなければ適切な障害福祉サービスを提供することはできません。

そのためにアセスメントを行う上で一番重要なスキルが「話を聞く力」になります。傾聴という意味合いになりますが、実際に言葉だけでなく自信を持って傾聴ができているというサービス管理責任者の方はいらっしゃるでしょうか?

今回はサービス管理責任者が身に着けておくと非常に有利なスキルである「傾聴」について解説します。

 

サービス管理責任者なら身に着けておきたい「傾聴」とは?

利用者様の話に対して関心を持ち、利用者様が話したい事柄に深く丁寧に耳を傾け共感を示しながら理解に務めるコミュニケーション技法になります。

ただ話を聞いたり関心のある事柄に対してだけ質問をして深堀りするのではなく、どのような事柄であっても真摯に話を受け止める必要があります。

 

 

傾聴に近しい言葉として「ヒアリング」という言葉も馴染みがある方も多いのではないでしょうか?

ヒアリングと傾聴との決定的な違いは、その場で起きている事実を的確に聴取する力を表しているのがヒアリングになります。

 

傾聴とは利用者様の感情なども含めて希望を汲み取る力を表しているため、言葉の裏に隠された本音を理解しようとする気持ちも必要になります。

 

サービス管理責任者が傾聴する際に知っておくべき三原則

・共感的理解

利用者様の気持ちや考えを相手の立場に立って共感し理解しようとする概念です。

しかし利用者様の抱える障害はそれぞれ特性があり一人一人異なります。くれぐれも「同情」と誤解されないように、相手の気持ちに寄り添って話を聞く姿勢が重要になります。

 

・無条件の肯定的関心

利用者様をありのまま受け入れ、利用者様の話に対して否定せず肯定的に受容することを表します。

 

・自己一致

真摯な態度で言葉の真意を把握することを表します。

 

いかがでしたか?

サービス管理責任者が傾聴スキルを持っていると、活かすことの出来る場は多岐にわたると思われます。

スタッフや利用者様ともより深い関係になることもできると思いますし、相手のことを理解することでより良いサービスも提供できるでしょう

 

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