サービス管理責任者の労働環境はどのようなイメージがありますでしょうか?
障害福祉業界と聞くと人間関係の問題や人手不足など、悪いイメージをお持ちの方も少なくないかと思います。
実際にそのような事業所も存在しますが、すべての事業所でそのような問題が発生しているわけではありません。労働環境の見直しや休憩時間の確保など、地域社会全体で改善に向けての取り組みが行われています。
サービス管理責任者のなかでも、事業所の施設長や管理者として働いている方は自身の事業所の労働環境については考えなければいけません。
今回は労働環境で抑えておきたいポイントや改善方法について解説します。
サービス管理責任者が労働環境で考えるべきポイント
・労働時間
所定の時間を越えて働く時間です。長時間残業が当たり前になると離職や過労につながります。
・休日日数や有給休暇
年間休日日数は事業所により異なりますが、十分な休日日数が定められているか、シフト制であれば人員の問題などにも目を向ける必要があります。
・給料
障害福祉業界で働くと収入は比較的安定していますが、決して高収入であるとは言えません。サービス管理責任者は需要増加に伴い年々増加傾向にありますが、給料は職員のモチベーションや離職にも直結するため、業務量に対して見合った適切な給料かどうかを考えましょう。
労働環境改善のためにサービス管理責任者がすべきこと
・有給休暇取得の促進
職員がて適度にバランスよく休みが取れるよう先輩や上司関係なく職場全体で取得を促していきましょう。心身の疲労回復やリフレッシュなど、仕事の効率やモチベーションに良い影響を及ぼします。
・仕事効率化
業務を効率良く行うために、各種媒体の電子化などを検討しましょう。整書類の整理や保管なども紙媒体では非効率的です。書類等により圧迫される職場のデスクスペースなど、物理的な面でも環境を改善できます。
・相談窓口の設置
人間関係の問題、ハラスメント当近年様々な問題が重要視されています。職員の心身の健康を保つためにも相談窓口やアンケートの実施などまずは実態を把握することが重要です。
サービス管理責任者でも施設長や管理者としてなら職場の労働環境を改善させることができます。
給料面など自身一人では解決できない問題もありませんが、役職についていると掛け合うことは可能ですよね。日々の職員の悩みや課題に目を向け、身近なところから改善に向けて取り組んでみてはいかがでしょうか。