サービス管理責任者として働く方の平均年齢や定年、年齢に伴う業務内容の変化について皆さんはご存知でしょうか?
介護業界で働いた経験のある方は、年齢を重ねるごとに身体的な負担も大きく、体力的な厳しさも相まって業務内容に限りができてしまったり、一般的に定年と扱われる60歳や65歳を超えても雇用形態が変わり働き続けなければいけないなど、その業界の人員不足や高齢者の増加から、自分に見合った働き方ができていないといった方も少なくないのではないでしょうか。
今回はライフスタイルや身体的変化に大きく関与する「年齢」について、サービス管理責任者としてどのような影響があるのかなどを解説します。
サービス管理責任者の年齢
サービス管理責任者として働きだすには、いくつぐらいの年齢の方が多いかご存知でしょうか?そもそもサービス管理責任者になるためには、定められた規定の実務経験を満たし、サービス管理責任者研修を受講する必要があります。いくつか簡単に方法をご紹介します。
・大学卒業後にサービス管理責任者になるには
仮に四年制大学を卒業した後にサービス管理責任者を目指すとなると、実務経験を満たすための定められた機関に就職し、8年間の直接支援業務が 資格要件となります。
その後サービス管理責任者研修を受講し、2年の実践研修を経なければいけないため、サービス管理責任者として働く時には32~33歳となります。
・定められた国家資格取得をしてサービス管理責任者になるには
資格要件に記載のある国家資格を保有し、その業務に携わっていると、実務経験は3年で要件を満たすことになります。
ただ国家資格取得から考えると、資格によってことなりますが、3年もしくは4年制の専門学校、大学を卒業しその後それらの資格に関わる業務に最短3年従事することで、サービス管理責任者の実務要件を満たすことになります。
その後、2年の実践研修が必要になるためサービス管理責任者として働く時には27~28歳となります。
これらの通り、サービス管理責任者は最短でも20代後半から30代前半で働き始めることができる資格になります。
ただし、このように若い世代のサービス管理責任者が少ないのが現状です。