鍼灸師の仕事は患者様の悩みに対して、誠実に傾聴し、どのような症状や不安に直面しているのかを確認しながら治療を進めていかなければいけません。そのため患者様に対する関わり方に悩むということも出て来るのではないでしょうか?特に鍼灸師は柔道整復師や理学療法士とは異なり、針や灸を利用するため、恐怖感を感じられる方も少なくありません。そのためいかに恐怖感を解消するかということも重要なことです。こうしたことから目を背けてしまうと、患者様との関係性を築くことができず、うまく仕事ができないと悩み転職をする必要が出てくる可能性もあります。そうならないためにはどうすればいいのでしょうか?
今日は鍼灸師が患者様と関係性を築く上で重要なことを解説してみたいと思います。
鍼灸師の仕事をきちんと説明するために必要なこととは?
鍼灸師の仕事は前述したように針や灸を利用して患者様の悩みを解決することにあります。そのため初めて針治療を受けられる患者様からは痛くないのか?という質問をもらうこともあるでしょう。私自身も実際受けた経験がない時代には、針を刺すなんて怖いわと思っていました。
もちろん初めから針治療をするわけではありませんし、ある程度徒手的に治療をした後に鍼灸を利用して治療を進めると思います。
しかし最初の段階で患者様への説明を怠り、独りよがりに治療を進めてしまうと患者様との関係性が崩れてしまいます。
この関係性の構築方法を間違ってしまうといかに優れた腕を持っていたとしても、患者様への治療がうまく進まないことは明白です。
そうならないためにも患者様の不安を取り除くためにきちんと傾聴し、何を感じられているのかを受け取る努力が欠かせません。
ここが欠けてしまうと我々接客業は成り立たなくなり、その職場で働くことができずに転職を考えなければいけないということも少なくないのです。
きちんと治療の目的とプロセスを明確に説明し、患者様にゴールを示しながらどのよう日長を進めるのかを説明し納得いただいた上で治療を進める技術を学ぶようにしてみてください。また、治療中の感覚や効果についても率直に説明しましょう。これにより、患者は治療の進行を理解し、協力しやすくなりますので是非試してみてください。