福祉用具専門相談員という仕事は福祉用具のスペシャリストです。例えば患者様の身体に合った車椅子の選定や、杖の種類、ポータブルトイレの設置などご自宅で生活する高齢者や、身体障碍者の方々の生活を補助する福祉用具の専門家です。こうした資格を取得している医療従事者は多く、特にリハビリ関係者やケアマネジャーといった、在宅で活躍する専門家のダブルライセンスとして知られています。こうした資格を取得するためにはどういった講習会を受ければいいのか?資格を取得すると転職活動等で有利に働くのかについて今日は解説してみたいと思います。
福祉用具相談員を取得するために必要なことは?
福祉用具相談員の資格を取得するためには、専門の指定講習会を受講し、修了試験に合格することで資格を取得することができます。
期間はおおよそ8日程度、50時間ほどの専門カリキュラムを受講することで誰でも資格を取得することができます。
近年のコロナ禍の影響によりオンライン講義も増えてきました。そのため気軽にどこからでも受講することが可能になってきています。これからのキャリアアップを考えている方は是非チェックしてみてはいかがでしょうか?
福祉用具相談員の資格を取得するとどこで働けるのか?
福祉用具相談員の資格を取得することで働ける場所としては、福祉用具レンタル店や販売店、介護施設などが多くみられます。
近年高齢者の数が増えていることからも、福祉用具を取り扱う企業が増えてきています。
そのため福祉用具を適切に提供できる人材が求められており、ニーズは高まっていると言っても過言ではないでしょう。
しかしながらこの資格を持っているからと言って、専門的な場所で働けるというわけではありません。福祉用具相談員の資格は国家資格ではなく、公的資格であるということを覚えておきましょう。他にも福祉用具プランナーという資格はありますが、これは民間資格ですのでお間違いの無いようにしてください。
これから先、転職活動やキャリアアップを考えている方には福祉用具相談員は取得しやすい資格と言っても過言ではありません。特に在宅においては福祉用具のニーズは高いため、資格を取得しておけば、多くの患者様の助けになると思いますので、ぜひチェックしてみてくださいね。