災害時にケアマネジャーや介護・医療スタッフに求められることとは?

ケアマネジャーは災害時に備えて、利用者様のご自宅で生活をするうえで必要な備品の備えやチェックをすることや、緊急時の対応も求められています。先日の台風7号でも各地で甚大な被害を引き起こし、こうしたことが注目されるようになっています。

台風当日はケアマネジャーも休みであっても利用者様の安全確保や安否確認のために自分の担当している利用者様へ連絡をするなど、活動をされていることに私達も勇気づけられました。利用者様自身もケアマネジャーから連絡があったことに、安心されたという話もありました。一人暮らし世帯ではこうした心遣いがとてもうれしいようです。

今日は災害時に必要な行動について考えてみたいと思います。

 

災害時にケアマネジャーが取るべき行動とは?

今回の台風7号についてもそうですが、こうした災害時には利用者様の安全確保だけでなく、安否管理や生活状況の確認などとても重要な役割をケアマネジャーは担っています。

例えば在宅で吸引が必要な利用者様がおられたとしましょう。

自宅で生活をするうえで電気は欠かせない資源になります。停電など起こしてしまっては、吸引機は使えませんし、衛生管理を保つことも、難しくなるのは周知の事実です。

しかしながら利用者様は自分で助けを呼べないという方も少なくありません。

 

こうしたときにケアマネジャーは状況を把握し、場合によっては救急車の手配であったりサポートの手配をしたりする必要が求められています。利用者様が安全に生活することができる環境を整えるために、地域の資源を提供することもケアマネジャーの役割の一つなのです。

 

また、停電してしまっては今の時期は熱中症になったり食糧不足に陥ったりとする場合もあります。

その場合を想定し、事前にご家族様と打ち合わせを進めながら備蓄用品の準備なども事前にチェックしておく必要があります。

こうしたライフラインを維持するために欠かせない行動は利用者様だけではなかなか難しい状況であることは理解できると思います。だからこそケアマネジャーだけでなく他の介護・医療スタッフが連携を図りながら利用者様が安全安心に過ごせるためにできることを考え対応していく必要があるのです。

これからさらに台風など様々な問題が起こることが想定されます。ぜひ事前の準備を心掛けていきましょうね。

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