介護職の仕事はとてもやりがいがある仕事である一方、精神的疲労感の強い仕事としても有名です。特に介護職はうつ病を発症しやすい職業として厚生労働省の統計の中にも紹介されており、「介護 うつ病」と検索するとかなりの方が悩まれている問題なのです。
しかしながら私たちは働かなければ食べていけません。
そのために、自分の体に鞭を打って頑張って仕事をされてきた方も少なくないはず。
これを読んでくださっているあなたも、「実は自分もうつ病かも?」と思っておられるのではないでしょうか。
そんなあなたが本当にうつ病なのかどうか、今日はうつ病の症状や対処法について考えてみたいと思います。
介護職に多いうつ病の周りから理解されがたい症状とは?
介護職として働いていると、様々なストレスにさらされます。
職場の人間環境や介護負担の増加、人員不足に伴うサービス残業や休日出勤、そして命の現場における精神的負担、様々な要因があなたのストレスの原因になっています。
そのため、ある日突然やる気が出なくなるバーンアウト症候群というものが出現し、仕事が手につかないという状況に陥ります。こうした症状を発症される方が近年増加しているといわれています。一昔前であれば、「やる気がない」「怠慢だ」と一蹴されてきた現象かもしれませんが、近年ではうつ病の症状の一つとしてニュースやトピックスでも紹介され、世間でも知られてきました。
そのため、もし同じような状況にあるあなたは是非一度メンタルクリニックを受診したり、今の状況から身を引くなどの対処法が必要かもしれません。
うつ病かも?と思ったなら転職など環境を変えよう
さて、燃え尽き症候群のような症状を発症する方は、基本的にまじめで相手のために頑張り続ける仕事熱心な社会人に多いといわれています。特に医療従事者や介護士など命の現場に立つ方に多く、自分が過剰に頑張りすぎているということを自覚できない人に多いようです。
もし勤勉で働きものの方が、いきなり脱力感にさらされていたり、虚無感を感じていたりとしている場合は、バーンアウト症候群を疑う必要があります。
その場合は、今ある環境からすぐにでも脱却し、十分な休息をとり身体と心を休ませる必要があります。
休職する、退職する、転職するなどの対処が早急に必要な症状です。
自分の体は一つしかなく、あなた自身の体を大切にできるのはあなただけです。
自分の体の悲鳴に耳を傾け、少しでも自分をいたわるようにしてあげてほしいと切に願います。