認知症患者様に毎日関わる機会が多い介護士が、患者様とコミュニケーションをとる際になかなか話が伝わらないと悩む機会は多いと思います。
そのため、どう関わればいいか悩み、転職を考えるということも少なくないのではないでしょうか?
今日は患者様とのかかわり方やコミュニケーションの方法について解説してみたいと思います。
認知症患者様とのコミュニケーションの取り方とは?
認知症患者様とのコミュニケーションについては、具体的に「聞く」「わかりやすい言葉」「非言語コミュニケーション」「受け入れる」というプロセスが必要です。
患者様は自分の意図している言葉をうまく伝えられないという葛藤に悩まれることが往々にしてあります。そのためまずはまずは患者様の話に耳を傾けましょう。患者様がどのような症状や不快感を経験しているのか、過去の治療経験や不安、期待などを聴くことが信頼を築く第一歩です。患者様が語ることで、その人のニーズや希望を把握しやすくなります。
次に患者様に説明する時や話をするときはわかりやすい言葉を使うことを心掛けましょう。
理解能力が低下している患者様に、詳しい説明をしてしまってもなかなか受け入れられることは少ないはずです。
例えばあなたが新しい分野に飛び込んだとして、その専門家の方に専門用語で説明されても理解はできませんよね?
患者様も理解力が低下している状況で、早口や専門用語で話されても、なかなか話が理解できないという状況になるはずです。
ですので、わかりやすい言葉を使い、相手に伝わりやすい速度で話すということが重要になります。
そして最後は非言語コミュニケーションです。
患者様は身振り手振りで伝えるほうが伝わりやすいということを知っていますか?
聞こえていない状況で話を成立させるのはなかなかに難しいことです。患者様も聞きたくないとは思っていなくても、聞こえなければ聞き返すしかありません。
しかし非言語コミュニケーションなど身振り手振りで伝えてくれれば何を言いたいかは雰囲気でわかるものです。ぜひあなたも伝えたいことは非言語コミュニケーションを使って伝えてみてはいかがでしょうか?
今日は患者様へのコミュニケーションスキルについて解説してみました。
こうした技術は今日からも実践できることなのでぜひ試してみてくださいね。