慢性的な肩こりや腰痛に悩まされている方の多くが整骨院に通院しています。
ただ頻繁に通院するのも仕事の都合などで難しいと思います。
そこで本記事では、柔道整復師が勧める自宅でできるマッサージ、特に多くの人が悩んでいる肩こりに関してご紹介します。
簡単なマッサージでも、血行促進効果、筋肉の緊張緩和や症状の緩和が期待できます。正しい方法で行うことで、肩こりの根本改善にも繋がります。
柔道整復師オススメ 自宅で出来るセルフケア
1. 肩こり解消マッサージの手順
1.1 準備運動
マッサージ前に肩甲骨を動かすストレッチを行いましょう。肩甲骨を上下、左右、前回し、後ろ回しと大きく動かします。
肩周辺の筋肉をほぐし、血行を促進することで、マッサージの効果を高めます。
1.2 マッサージの手順
- 首の付け根から肩先に向かって、親指以外の4本の指で優しく円を描くようにマッサージします。力は入れすぎず、心地良いと感じる程度の強さで行いましょう。
- 次に、肩甲骨の上部を同じようにマッサージします。肩甲骨を上下左右に動かすと、より効果的です。
- 最後に、鎖骨の下を親指で優しく押しながらマッサージします。この部分はリンパ節が集中しているため、老廃物の排出を促進する効果が期待できます。
手順 | ポイント |
---|---|
1. 首の付け根から肩先 | 指の腹を使って優しく円を描く |
2. 肩甲骨の上部 | 肩甲骨を動かしながら行う |
3. 鎖骨の下 | 親指で優しく押す |
1.3 マッサージの注意点
- 痛みを感じる場合はすぐに中止しましょう。
- 食後すぐや飲酒後は避けましょう。
- 入浴中や入浴直後は避けましょう。
- 妊娠中の方は医師に相談しましょう。
これらの注意点をしっかり守ることで、安全かつ効果的にマッサージを行うことができます。
2. 肩こり解消マッサージの効果を高める方法
マッサージの効果を高めるためには、入浴後や温めたタオルで肩を温めてから行うのがおすすめです。
血行が促進され、筋肉がリラックスした状態で行うことで、より効果を実感できます。また、マッサージオイルやクリームを使用することで、より滑りが良くなり、肌への負担を軽減できます。
肩こり解消に効果的なツボ押しも併用すると、さらに効果的です。
例えば、肩井(けんい)や風池(ふうち)といったツボは、肩こりの緩和に効果があるとされています。
自分に合った方法を見つけることで、肩こりを効果的に解消しましょう。
自宅で出来る肩こりセルフケア | まとめ
日頃の姿勢や仕事の影響で肩こりに悩まされている人は少なくありません。 今回はご説明したのはそんな人のための自宅できるセルフケア方法です。
ちょっとした隙間時間でも、今回ご紹介したような肩甲骨のストレッチやマッサージをするだけでも効果があります。
もちろん専門の整骨院などで先生から施術をして頂く方がより良い方法なのは間違いありませんが、それには時間もお金もかかってしまいます。
そういった方には整骨院に行った際にでも柔道整復師の先生などからアドバイスをもらい自宅でセルフケアを始めるという方法をおすすめします。
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