柔道整復師とあん摩マッサージ指圧師の独立と将来性

あん摩マッサージ指圧師を目指す方の多くはマッサージ院や治療院など働くもしくは独立して自分でマッサージ院などを経営したいと思っている人が多いでしょう。

そこで本記事では、柔道整復師とあん摩マッサージ指圧師の将来性について考えてみたいと思います。

柔道整復師とあん摩マッサージ指圧師の将来性

1. 独立開業は難しい?

柔道整復師にしろあん摩マッサージ指圧師にしろ独立開業は決して簡単ではありませんが、不可能ではありません。ただ独立するには非常に綿密な事業計画と十分な準備が重要です。

柔道整復師の場合、接骨院や整骨院を開業することができます。開業には、保健所への届出や医療機器の購入など、様々な手続きや費用が必要です。

また、患者さんの獲得も重要な課題となります。地域ニーズの把握、適切なマーケティング戦略、他の医療機関との連携などが成功の鍵となります。

あん摩マッサージ指圧師の場合、マッサージ院や治療院を開業することができます。開業にあたっては、都道府県知事への登録が必要です。

柔道整復師と同様に、開業資金の確保、場所の選定、集客など、綿密な計画と準備が必要です。近年では、訪問マッサージの需要も高まっており、開業形態の選択肢も広がっています。

独立開業に関するより詳しい情報は、厚生労働省のウェブサイトなどでご確認ください。

2つの国家資格の共通点として、資格を取ることで開業する権利を得ることができるという点でしょう。

2. 将来性は?

柔道整復師もあん摩マッサージ指圧師も、高齢化社会の進展に伴い、需要が高まると予想されます。

健康意識の高まりから、予防医療や健康管理の分野での活躍も期待されています。また、スポーツ分野や介護分野など、活躍の場は多岐に渡ります。

柔道整復師は、骨折、脱臼、打撲、捻挫などの外傷に対する施術を専門としており、スポーツ現場や整形外科クリニックなどで活躍する柔道整復師もいます。

高齢化社会においては、転倒や骨折のリスクが高まるため、柔道整復師の需要はますます高まると考えられます。

あん摩マッサージ指圧師は、マッサージ、指圧などの手技を用いて、筋肉の緊張を和らげ、血行を促進し、体の痛みや不調を改善します。

肩こり、腰痛、神経痛、リウマチなどの慢性的な症状に悩む人が増加する傾向にあるため、あん摩マッサージ指圧師の需要も増加すると予想されます。

また、在宅医療や介護施設での需要も高まっています。訪問マッサージの需要も高まっており、開業形態の選択肢も広がっています。

マッサージに来るお客様の中にはケガというよりはリラクゼーションを目的に来る方も多いので、幅広いサービス提供ができますし、金額もピンキリです。

そのため整骨院よりマッサージ院の方がメニューが多岐に渡ることもあります。

それぞれの資格の将来性に関する詳しい情報は、公益社団法人 日本柔道整復師会公益社団法人 全日本鍼灸マッサージ師会のウェブサイトなどで確認できます。

3. 資格取得後のキャリアパスについて

柔道整復師とあん摩マッサージ指圧師は、資格取得後、様々なキャリアパスがあります。

資格 キャリアパス例
柔道整復師
  • 接骨院・整骨院への就職
  • 整形外科クリニックへの就職
  • スポーツトレーナー
  • 独立開業
あん摩マッサージ指圧師
  • マッサージ院・治療院への就職
  • 鍼灸院への就職
  • 病院・クリニックへの就職
  • 訪問マッサージ
  • 独立開業

キャリアパスは、個人のスキルや経験、目指す方向によって様々です。資格取得後も、継続的な学習や研鑽が重要です。

4. 柔道整復師とあん摩マッサージ指圧師のダブルライセンスのメリットは?

柔道整復師とあん摩マッサージ指圧師のダブルライセンスを取得することで、より幅広い施術を提供できるようになり、患者さんのニーズに合わせた総合的なケアが可能になります。

就職や開業の際の選択肢も広がり収入アップも見込めます。また、専門性を深め、キャリアアップにも繋がります。

柔道整復師とあん摩マッサージ指圧師の将来性 | まとめ

基本的には高齢化社会ということもあり、身体の不調に対してアプローチするという柔道整復師やマッサージ指圧師の仕事の需要は高まるという意味では将来性はあると思います。

また両方共のライセンスには開業する権利もありますので、治療院を経営し、質の高いサービスを提供することにより顧客満足も高まり、結果的に設けることが出来るビジネスになる可能性も秘めています。

またダブルライセンスを取ることもより、より多くのお客様に施術を提供できるようになります。

例えば、ダブルライセンスを持つことで、柔道整復師だけのライセンスだと使うことのできない「マッサージ」という言葉を使うこともできるようになるので、メニューや提供できるサービスを増やすことができます。

単純に本来1つのライセンスではリーチできないマーケット層にも訴求できるので、ビジネスチャンスは広がる可能性は高いと言えるでしょう。

 

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