あん摩マッサージ指圧師になるには?

先日もお話ししたあん摩マッサージ指圧師ですが、一般の方からすると柔道整復師の方の施術とどこが違うのかと疑問になる方もいるかと思います。

合わせて読む → 柔道整復師とあん摩マッサージ指圧師の違い

確かにやっていることは似ていることもありますが、目的や手段に明確な違いがあります。

また共通点として柔道整復師やあん摩マッサージ指圧師は、国家資格が必要です。

本記事ではあん摩マッサージ指圧師の資格取得までの道のりや、養成学校選びのポイント、国家試験対策について詳しく解説します。

あん摩マッサージ指圧師になるための道のり

1. あん摩マッサージ指圧師養成学校の選び方

あん摩マッサージ指圧師も、厚生労働大臣が指定した養成学校で3年以上学ぶ必要があります。

柔道整復師養成学校と同様に、以下のポイントを参考に学校を選びましょう。

  • 国家試験合格率:過去の合格実績を確認しましょう。
  • カリキュラム:あん摩マッサージ指圧の専門知識・技術だけでなく、東洋医学、西洋医学などの基礎科目も学べるか確認しましょう。鍼灸師の資格も同時に取得できる学校もあります。
  • 実習環境:臨床実習の充実度は重要です。附属施設の有無や提携医療機関なども確認しましょう。
  • 学費・奨学金制度:学費や奨学金制度も重要な要素です。
  • 立地・通学環境:自宅からの通学時間や周辺環境も考慮しましょう。

学校説明会や体験入学に参加し、学校の雰囲気や設備を確認することも有効です。

2. あん摩マッサージ指圧師国家試験対策

あん摩マッサージ指圧師養成学校を卒業後、国家試験に合格することで資格を取得できます。国家試験は例年2月に実施され、筆記試験で構成されています。

出題範囲は、解剖学、生理学、病理学概論、東洋医学概論、あん摩マッサージ指圧理論、関係法規などです。

効果的な試験対策は、柔道整復師と同様に以下の通りです。

  • 過去問演習:過去問を繰り返し解き、出題傾向や自分の弱点を把握しましょう。
  • 弱点克服:苦手な科目は、教科書や参考書で基礎を固め、演習問題で理解度を確認しましょう。特に東洋医学の概念は、西洋医学とは異なるため、重点的に学習する必要があるでしょう。
  • 模擬試験受験:本番を想定した模擬試験を受験し、時間配分や試験の雰囲気に慣れましょう。

計画的に学習を進め、合格を目指しましょう。

あん摩マッサージ指圧師になるには | まとめ

あん摩マッサージ指圧師になるには、柔道整復師になるのとほぼ同じプロセスを通る必要があります。

養成学校に通い国家資格を取ることにより、あん摩マッサージ指圧師になることができます。

国家資格の合格率はここ数年は80%を超えており、柔道整復師の合格率に比べ高くはありますが、専門学校などの養成校にて勉強している人が受験をしている結果ですので、やはりしっかりとした準備は必要でしょう。

 

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