柔道整復師と理学療法士の年収を比較

柔道整復師と理学療法士、どちらの資格も取得には専門学校や大学で学ぶ必要があり、医療系の国家資格です。

資格取得後のキャリアパスや将来設計を考える上で、年収は気になるポイントの一つでしょう。

今回は柔道整復師と理学療法士の平均年収を比較し、年収に影響する要因についても解説します。

柔道整復師の平均年収

柔道整復師の平均年収は、厚生労働省の賃金構造基本統計調査(令和4年)によると約400万円です。これはあくまで平均値であり、勤務先や地域、経験年数などによって大きく変動します。

例えば、都心部の整骨院に勤務する柔道整復師は、地方に比べて年収が高い傾向があります。また、開業している柔道整復師は、経営手腕によって年収が大きく変わる可能性があります。

柔道整復師の年収は、他の医療職種と比較すると低い傾向にあります。これは、柔道整復師の業務範囲が限られていること、保険診療の点数が低いことなどが要因として考えられます。

理学療法士の平均年収

理学療法士の平均年収も、厚生労働省の賃金構造基本統計調査(令和4年)によると約450万円です。柔道整復師と同様に、勤務先や地域、経験年数によって変動します。

病院やリハビリテーションセンターなど、大規模な施設に勤務する理学療法士は、比較的高収入を得ている傾向があります。また、専門性の高い分野で活躍する理学療法士は、年収が高くなる可能性があります。

理学療法士の年収は、柔道整復師と比較するとやや高い傾向にあります。これは、理学療法士の需要が高まっていること、専門性が高いことなどが要因として考えられます。

年収に影響する要因

柔道整復師と理学療法士の年収に影響する要因は、以下のようにいくつかあります。

勤務先

病院、診療所、介護施設、整骨院など、勤務先によって年収は異なります。

一般的に、病院やリハビリテーションセンターなど、大規模な施設の方が年収は高くなる傾向があります。

地域

都市部と地方では、物価や生活水準が異なるため、年収にも差が生じます。

一般的に、都市部の方が年収は高くなる傾向があります。

経験年数

経験年数が長くなるほど、専門知識や技術が向上し、責任ある仕事を任されるようになるため、年収も上がっていく傾向があります。

資格・スキル

認定理学療法士や専門理学療法士などの資格を取得したり、特定の分野の専門スキルを身につけることで、年収アップに繋がる可能性があります。

柔道整復師も同様に、専門的な技術や知識を身につけることで、キャリアアップや年収向上に繋げられます。

項目 柔道整復師 理学療法士
平均年収 約400万円 約450万円
年収に影響する要因 勤務先、地域、経験年数、資格・スキル 勤務先、地域、経験年数、資格・スキル

柔道整復師と理学療法士の年収 | まとめ

今回、解説しましたように年収は勤務先や経験年数などによって変動しますが、一般的には理学療法士の方がやや高い傾向にあります。

ただ資格も違いますし、求められる役割も違いますので、自分に合うのはどちらなのかということを見極める必要があるでしょう。

 

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