慢性腰痛に潜む危険なサイン

整骨院に訪れる多くの患者さんが慢性的な腰痛に悩まされています。

慢性腰痛は、深刻な病気が隠れているサインである可能性があるので放っておくと危険です。

医療機関への受診が必要となる場合もありますので、注意が必要です。

以下のような症状が現れた場合は、速やかに医師の診察を受けましょう。

慢性腰痛に潜む危険なサイン

1. 激しい痛み

安静にしていても強い痛みが続く、または突然激痛に襲われる場合は、重篤な疾患が隠れている可能性があります。

特に、夜間や早朝に痛みが増強する場合は要注意です。我慢せずに、医療機関に相談しましょう。

2. しびれ

腰痛に加えて、足やお尻、太ももなどにしびれを感じる場合は、神経が圧迫されている可能性があります。椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などの疾患が考えられます。

しびれの範囲や程度によっては、緊急性を要する場合もありますので、早めに医療機関を受診しましょう。

しびれと共に力が入りにくいなどの症状がある場合は特に注意が必要です。

3. 排尿・排便障害

尿が出にくい、尿漏れ、便失禁などの排尿・排便障害を伴う腰痛は、脊髄の神経が圧迫されている可能性を示唆しており、緊急性の高い状態です。

馬尾症候群という深刻な病気が隠れている可能性もあるため、直ちに医療機関を受診することが重要です。

症状が悪化すると、永久的な神経障害が残る可能性もあります。

4. 発熱

腰痛と共に発熱がある場合は、感染症や炎症性疾患の可能性があります。特に、悪寒や倦怠感を伴う場合は注意が必要です。

自己判断せずに、医療機関を受診し、適切な検査と治療を受けるようにしましょう。

5. 原因不明の体重減少

特に食事制限や運動をしていないにも関わらず、急激な体重減少が見られる場合は、何らかの病気が隠れている可能性があります。

腰痛と合わせてこのような症状が現れた場合は、医療機関を受診し、原因を特定することが重要です。

6. 下肢の脱力

足に力が入らない、歩行が困難になるなどの症状は、神経の圧迫や損傷が進行している可能性があります。

放置すると、運動機能の低下につながる可能性もあるため、速やかに医療機関を受診しましょう。

症状 考えられる原因 受診の目安
激しい痛み、夜間痛 椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、圧迫骨折など 痛みが強い場合、または持続する場合はすぐに受診
しびれ、筋力低下 椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、神経根症など しびれが進行する場合、または力が入りにくい場合はすぐに受診
排尿・排便障害 馬尾症候群など 症状が現れたらすぐに救急車を呼ぶ
発熱 感染症、炎症性疾患など 高熱が続く場合、または他の症状を伴う場合はすぐに受診
原因不明の体重減少 悪性腫瘍など 急激な体重減少が見られる場合はすぐに受診
下肢の脱力 神経の圧迫や損傷など 歩行が困難になる場合はすぐに受診

上記の症状は一例です。

慢性腰痛の危険なサインを見逃さないように、自身の体の変化に気を配り、少しでも異変を感じたら医療機関に相談しましょう。

 

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