サ高住の夜勤業務は本当に楽なのか?|人員配置から考える問題点とは?

サービス付き高齢者向け住宅(以下サ高住)は比較的介護度の低い高齢者が入居することが知られており、転職先として選ばれる施設の一つです。

ネット上でも、サ高住の勤務は特別養護老人ホームや老人保健施設などに比べても介護度は低く、比較的疲労感は少ないという印象を受けるような書き方をしていますが、私はここは特に注意しておかなければいけないと感じています。

確かにサ高住に入居されている高齢者は介護度が低く、自立した生活を営まれている方も多いのですが、夜勤帯の配置人数に制限はなく、一人で担当しなければいけないという場合もあり、責任が重くのしかかる場合もあるのです。

今日はそのようなお話をしてみたいと思います。

 

介護士の転職|サ高住の夜勤は本当に楽なのか?

まずサ高住では、基本的に安否確認と生活相談が義務付けられており、夜の時間帯は宿直(仮眠あり)として勤務できる場合と、夜勤(仮眠なし)として勤務する場合、そして緊急コールを配置し、夜勤業務のない場合の三パターンがあります。

そのため、基本的には夜勤業務は介護老人保健施設や特別養護老人ホームのように、

常に見回りが必要ということはないようです。

しかしながら、夜間帯の業務を一人でこなさなければいけないという場合もあるようで、仮眠時間を延長して起きられなかったという場面も見受けられるため注意が必要です。

宿直の場合、確かに夜の時間に一人で作業して仮眠をとるとなると、起きられるかどうか不安に思う人も少なくありません。私も仮眠をして起きられる自信はありませんから。

 

介護度が高いサ高住の夜勤は忙しい

逆に要介護の利用者様を受け入れているサ高住は、比較的介護度が高く夜勤業務が忙しい場合もあります。その場合は人員もある程度配置している場合もあり、スタッフ同士が協力し合いながら夜勤をこなすという勤務状態のようです。

こうした介護度の高いサ高住の夜勤業務は、実は夜勤手当を高めに設定しているところもあるようです。転職前にそのサ高住の利用者様の状況などを把握したうえで、就職を決めても遅くないかもしれませんね。

サ高住の夜勤業務は他の施設に比べて楽なのか?ということについて今日は述べてみましたが、労働量に比例して勤務人員が減ってしまうということで、自分一人にかかる重責は重くなります。そのあたりを理解したうえで、就職を決めるといいかもしれませんね。

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