介護職を長く続けるコツと転職時の注意点を解説

介護業界は転職を繰り返す、長く続かないとよく言われます。

なぜ介護の仕事は続かないのでしょうか?

介護の仕事を10年以上続けるには何が必要なのでしょうか?

 

介護職員の勤続年数は短い

介護職の平均勤続年数は全体で6.9年です。

10年以上同じ職場で働き続けている割合は約25%。

全労働者の平均勤続年数は11.9年と言われていますから、

他の業界と比べると転職活動が活発であるという話は本当のようですね。

 

介護職が長く続けられない理由

肉体的にきつい

介護の仕事は基本的に肉体労働です。

24時間体制の訪問介護や施設では夜勤などもあります。

また、人手不足により1人1人の業務負担が多くなり、更にストレスを感じてしまうこともあります。

 

人間関係

肉体的な負担が退職理由として多いのではと考えて不安になっている人も多いかもしれませんが、実はそうではありません。

介護実態労働調査によると、「人間関係の問題」のよる退職は全体の2位を占めています。

介護の仕事は人と関わる機会も多く、チームで働く分人間関係の問題は大きな悩みの種となりがちです。

人間関係が悪化すると職場環境も悪くなり、長く続けることが難しくなってしまいます。

 

給与が安い

介護職の給与は少しずつ改善傾向にはありますが、他の業界や業務量に対して低いという印象は否めません。

結婚や子育て、将来のことを考えると介護の仕事を続けていくのは不安、と感じてしまう人もいるでしょう。

 

介護の仕事を長く続けるコツ

細かい雑用なども楽しむ

介護の仕事は「雑用」と呼ばれるような仕事もたくさんあります。

「嫌だな」「面倒くさいな」と感じる仕事を続けるのはどんな人であろうとできません。

一つ一つの仕事を楽しむようにしてみましょう。

働く時間が楽しくなれば、続けることも苦ではなくなります。

 

気持ちの切り替え方法を見つける

これは介護職に限ったことではありませんが、仕事をしていればストレスを感じる場面はたくさんあります。

嫌なことを言われたり、ミスをしてしまうこともあるでしょう。

悲しい感情を溜め込みすぎると仕事自体も憂鬱に感じてしまうようになります。

深く悩みすぎず、気持ちを切り替えたり落ち着かせる方法を見つけておくことは仕事を長く続けるためには大切です。

 

休むときは休む

やはりこれが一番です。

身体だけでなく、プライベートを充実させて心も解放させてあげることもとても大切です。

長く働きたいからこそ、自分を大切にする術を身に着けることは大切です。

 

自分に合った職場や働き方を探す

介護の仕事は職場によって働き方や職場環境もそれぞれ違います。

自分はどんな働き方がしたいのか?

給与などの条件だけでなく、職場の仕事のスタイルや他の職員の仕事への姿勢なども一緒に長く働き続けるには大切ですよ。

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