言語聴覚士が転職を考えているなら訪問現場がおすすめです

言語聴覚士は病院や介護施設で働くことが多いという認識が多いと思います。しかし近年訪問現場において言語聴覚士のニーズはとても高まっているのをご存じですか?我々の訪問看護現場においても、ケアマネジャーから言語聴覚士の在籍を問い合わせる声が多く聞かれるほど、現場での言語聴覚士のニーズは高いなという認識です。どうしても言語聴覚士は病院や施設で医師のもとで働くという認識が強いと思いますが、こうした訪問現場でできる言語聴覚士の役割とはいったい何でしょうか?

 

今日は訪問現場で求められる役割について考えてみたいと思います。

 

訪問現場で求められる言語聴覚士のスキルとは?

 

訪問リハビリの現場では、理学療法士や作業療法士が勤務しているという認識が強いと思います。しかしながら在宅でいかに安全に暮らせるかという視点から考えたときに、安全に食事をとれるということはとても重要なファクターになります。

しかしながら訪問現場では食事や発声といった口腔機能の専門家は少なく、どうしてもこうした評価は病院でという認識が強いのが現状です。

 

特に訪問現場では、近年神経難病疾患を有する高齢者が増えており、段階的にレベルダウンしてくる状況に対して、食事形態を変更したり、環境を整えたりといったニーズがとても高いのです。

少しでも長く在宅で生活したいのに、食事がうまく取れないため、フレイルやサルコペニアになってしまって最終的に入院しなければいけないという悪循環になってしまうという患者様を何人も経験しました。

 

そのため訪問現場において、言語聴覚士のニーズはとても高いといっても過言ではありません。

しかしながらこうした問題を抱えているにもかかわらず、訪問現場における言語聴覚士の数は少なく、言語聴覚士を有している事業所を探すことが困難だと頭を抱えるケアマネジャーは多いと聞きます。ですので、もしあなたが言語聴覚士として働いていて、これから転職を考えているというのであれば、ぜひ訪問現場での活躍も視野に入れてみてはいかがでしょうか。

 

訪問現場ではこうした患者様は少なくありません。おそらく我々の訪問看護ステーションだけでなく、多くの事業所が言語聴覚士を求めているといっても過言ではありません。

ぜひこうした転職先も検討してみてくださいね。

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