ケアマネジャーとして働いていて、同じ法人内で異動になってしまった影響で働く場所が遠くなってしまったという経験をした人もおられるのではないでしょうか?
今まで働いていた場所に愛着があり、医師や他職種と顔見知りの場所で働けていたのに、異動でまた最初から関係性を築かなければいけない、しかも職場が今までよりも遠くなるなら転職をしたいと考える方もおられるかもしれません。
こうした法人内での異動は少なくありません。我々が働いている地域でもケアマネジャーが異動になるということはよく耳にしています。
しかしながら転職をする前に少し考えておいてほしいことがあります。今日はこうしたお話をしたいと思います。
転職前に考えておきたい大事なこととは?
異動に伴い新しい環境に慣れなければいけないと悩む方は少なくありません。
誰でも新しい環境よりも、自分の慣れ親しんだ今の環境で働き続けたいと考えるものだと思います。
しかしながら、今の情勢的に転職は難しいと感じています。
世間では、今の職場が合わないなら無理をしないで転職しようという風潮が流れており、世の中ではあなたの転職を後押しするような情報があふれかえっています。
こうした情報は本当にあなたのためになっているのでしょうか?と考えたことはありますか?
実は転職を繰り返すことは企業側としてはメリットしかありません。
転職前の給与と同じ給与で働けるということは引き抜きなどを行わない限り難しいといっても過言ではないでしょう。ある程度の勤務を経てから同じ給与帯まで引き上げるということはあるかもしれません。少しでも人件費などの固定費を下げたいと考えるのは当然のことだと思います。
しかもそれが自分より若い人間が同時期に入社するとなるとどうでしょうか。あなたが採用側であればどちらを採用したいですか?
確かに新しい職場や人間関係を構築することは並大抵の努力では難しいかもしれません。
それは転職した先でも同じようなことが言えると思います。
もしあなたが異動に伴って、働くことが難しいと考えるのであれば、転職が本当に可能なのか、転職をするメリットは何なのか、転職をすることで今以上の不都合がないのかを改めて考えてみてほしいなと感じました。