生活相談員として働く上で、様々な職場を経験してみたいと思われる方も少なくありません。
そのため転職先を考えているという方もおられるでしょう。
その時にあなたに考えておいてほしいのは、今のあなたの実年齢です。35歳転職限界説というものを耳にしたことはあると思います。もちろん専門職ですから、いつになっても転職は可能でしょう。
しかし介護業界、とりわけ生活相談員においてもこの限界説は当てはまると言っても過言ではありません。その理由について解説してみたいと思います。
生活相談員は引く手数多だからこそ転職は慎重に
生活相談員の仕事は多忙だという話はよく耳にすると思います。そのため転職を考えるということも少なくないでしょう。
しかし生活相談員が転職する際に覚えておいてほしいことがあります。それは生活相談員は施設によっては一人職場になりやすい職業であるということです。
生活相談員は通所介護においては1名以上の人員配置が必要と定められています。そのため職場によっては給与面の条件は結構いいと思ったとしても、一人職場で誰にも相談できないという問題を抱えることも少なくありません。
もしあなたが20代であるのなら、まだまだこれからの将来を期待されて誰かの下に配属されるということもあるでしょう。しかしながら、あなたがもし30代を超えているのであれば即戦力としての人材として期待されることが多く、経験不足であったとしても実績を求められることがあると覚えておいてほしいです。
また、30代後半であるのであればマネジメント能力も求められるようになります。
30代後半にもなると管理職に就くなど社内においても責任を求められることも増えます。
そういった意味では35歳転職限界説は介護職や生活相談員には当てはまらないかもしれませんが、あなたの自由はだんだん減ると言っても過言ではないかもしれません。
そのためあなたがなぜ転職したいのか、何に重点を置くべきなのかを長期的なキャリアプランやライフプランを考え、優先順位をきちんと立てて転職活動を考える必要があるかもしれませんね。
これから転職を考えるのであれば、誰かのためももちろん大事ですが、自分が何をしたいのか、どうしたいのか、どうありたいのかを優先するようにしてもいいかもしれませんよ。