訪問介護(ホームヘルパー)は利用者様のご自宅に訪問し、身体介護や家事支援を行う仕事です。
施設に勤務する介護職との大きな違いは、やはり移動の有無です。
訪問介護はケアだけでなく移動自体が大きな負担と感じる人も少なくありません。
「体力に自信がないから訪問介護は難しそう…」
と考えている人がいたら、ぜひこの記事を読んでください。
今回は車で移動する際の注意点と負担の軽減法をお伝えします。
まず事業所の移動手段を確認しよう
訪問介護の事業所はたくさんありますが、移動手段や移動距離は事業所ごとに大きく異なります。
自分が今就職を考えている事業所がどのような手段で移動しているのかは必ずチェックしておきましょう。
チェックポイントは
- 移動手段(車・自転車・バイク等)は何か
- 移動距離はどれくらいか
- 移動時間の確保は十分されているか
です。
移動距離はやはり短ければ短い方が負担は減ります。
またケアはいつも時間通りに終わるとは限りません。
不測の事態があった時に焦らず余裕をもって次の訪問先へ移動できるよう移動時間が確保されていると安心です。
訪問介護を車で行うメリット
訪問介護を車で行う最大のメリットは、天候に左右されないことです。
自転車など天候に左右されやすい手段の場合、雨天時や真夏は体力を消耗しやすく大きなストレスとなってきます。
そのストレスがなくなることはかなり大きなメリットと言えます。
また、自転車などで訪問すると、時間が空いてもゆっくり休憩するには一度事業所に戻る必要があります。
車で訪問していると、車を停めて記録をしたり、ある程度休息できる時間を作ることができます。
車で訪問介護を回る際に気を付けたいこと
駐車スペースの確保
車で訪問する上で一番のネックとなるのが駐車場所の確保です。
各利用者様のお宅に駐車スペースがあるか、なければコインパーキングなどを使用できるのか、を事前に確認しておく必要があります。
夏は車内温度の上昇に注意
天候に左右されないとは言いましたが、気温の変化には影響されます。
特に真夏は車内温度が外気温より上昇することもあり、エアコンをつけたとしてもすぐには下がりませんし、移動時間によっては次の訪問先につくまでずっと暑いまま…ということもあります。
冬は地域によって路面凍結対策が必須
雪が積もるような年は減ってきましたが路面凍結時の対策は考えておく必要があります。
路面状況が悪い場合は訪問を中止する必要も出てきますので、事業所内で相談しておきましょう。