ケアマネジャーの業務は多忙になりがちという話を今までご紹介してきました。
しかしながら、ケアマネジャーはご利用者様のマネジメント業務が主体であり、経験を積んでいけば、ご利用者様のマネジメントだけでなく、事業所のマネジメント能力を買われ、事業所長に抜擢されるというキャリアアップも見込める職種として知られています。
今日はケアマネジャーから事業所長になるために必要なことについて解説してみたいと思います。
ケアマネジャーが事業所長になるためには何が必要なのか?
ケアマネジャーはご利用者様のマネジメントが主たる業務だという話をさせていただきました。
マネジメントとは、企業や組織などの目標を達成するために、人や物、情報などの資源を統合的に計画・組織・指導・監督することです。具体的には、目標設定、計画立案、人員配置、スケジュール管理、品質管理、費用管理、問題解決、コミュニケーションなどが含まれます。
ご利用者様がご自宅や施設で安全に生活できるために、様々な社会資源を利用して生活をサポートし、その社会資源をご紹介してマネジメントする能力が求められます。
そのためご利用者様のことを俯瞰的に見る能力が身につきますので、自然とご利用者様だけでなく、事業所のスタッフのことも俯瞰的に見る能力が身につき、どこでどのようなサポートが必要なのかという人間関係能力も身につきます。
実はこの能力こそが事業所運営には必要な能力だと私は考えます。
人は城、人は石垣という言葉があるように、ケアマネジャーの確保は事業所運営には必須能力です。
スタッフがいなければ運営もままなりません。
そのため事業所長にはスタッフのマネジメント能力が求められると私は考えます。
また、ほかにも経営面のスキルも求められます。事業所運営のために必要なお金の管理能力は今まで学ぶことは少なかったと思われますが、事業所運営には資金繰りが必要であり、この経営学を身に着けておく必要があります。
ケアマネジャーが多忙で業務量が多く負荷が大きいというお話を今まで過去の記事でご紹介してきましたが、将来性を鑑みると今後後期高齢社会に突入することが見えてきていますので、あなたが事業所長になることは夢ではないと私は考えます。
ぜひキャリアアップできるように頑張っていきましょうね。