「私って介護士に向いていないのかな…」
「介護の仕事がつらくて辞めたい…」
介護士としてだけでなく、働いていたら誰もが通る道でしょう。
介護士の場合は身体的にも精神的にも負担が大きく、
その離職率は14.1%(2021年度介護労働安全センター調査)と全産業の離職率よりも高い傾向にあります。
もちろん、辞めたいと思うことは誰にでもあります。
しかし一度そう思ったからと言って安易に「転職だ!」と思っているなら、
「ちょっと待った」です。
この記事では、介護士を辞めたいと悩んだ時の対処法について詳しく解説します。
介護士が辞めたいと思うよくある理由
【介護士を辞めたいと思う理由①】人間関係が悪い
介護の仕事は当たり前ですが対人間の仕事であり、チームで利用者様に関わるため、人間関係の良し悪しというものが仕事のしやすさに影響してしまいます。
仕事がしづらい、やりにくい、これは介護の仕事が向いてのかも…とその仕事のしづらさを介護職という仕事そのものに原因を感じてしまうと、介護の仕事自体を辞めたいと感じてしまうようになってしまいます。
【介護士を辞めたいと思う理由②】身体的負担が大きい
人を抱えて移乗させたりするような力仕事だけでなく、介護士の仕事は一日中動きっぱなしということがほとんどです。
あまり無理をしすぎると肩や腰などを痛めてしまうこともあり、仕事を続けられなくなってしまう場合もあります。
若い時なら体力があってどうにかなっていても、段々と体がもたないと感じる人が多いのでしょう。
【介護士を辞めたいと思う理由③】人手不足
介護の仕事に対するニーズは年々高まる中、介護の職場は慢性的な人員不足であるところがほとんどです。
少ない人数で1人当たりの仕事量が多くなり、身体的な負担が大きくなるだけでなく、
利用者様に思っていたような丁寧なケアができる余裕がない、という状況になってしまいます。
【介護士を辞めたいと思う理由④】生活リズムが崩れる
介護の仕事は、職場によっては夜勤などもあります。
日勤と夜勤を繰り返すことで安定した生活リズムを作ることが難しくなり、自律神経の乱れや身体的な不調を生じさせてしまいます。
それだけではなく食事介助をすることも多く、昼食や休憩時間がずれることもあり、余計に不安定な食生活をストレスに感じることもあるでしょう。
【介護士を辞めたいと思う理由⑤】ミスをしてしまう
よくある理由ではないかもしれませんが、ミスを繰り返してしまうことで、
「自分はこの仕事に向いていないんじゃないか」と感じてしまうこともあるかもしれません。
ミスは誰にでもあることですが、「介護の仕事が自分に合っていないからミスをした」という考えに至ってしまうと、ミスを改善するのではなく辞めたいと思ってしまうのですね。