介護士の転職先で考えたい特別養護老人ホームの業務内容と実態

転職先に特別養護老人ホームを検討しているという方もおられるでしょう。

しかし、特別養護老人ホームと介護付き有料老人ホーム、有料老人ホームの違いって何でしょうか?その違いについてわかっていますか?

実は思っていた業務内容と違うという思いから、転職を考えるという方もおられると思います。そのため実際の業務内容はどのようなものなのかを紹介するシリーズとして、今日は特別養護老人ホームについてご紹介してみたいと思います。

特別養護老人ホームと介護付き有料老人ホームの違いとは?

まず、介護付き有料老人ホームは要介護が必要な高齢者が対象となり、要介護度が1~5の65歳以上の高齢者が入居施設になります。

その中でも特別養護老人ホームは、要介護度が3以上でないと入居できないという制限があります。

また、入居条件として

・要介護度が3以上で65歳以上の方

・要介護度3以上で特定疾患と認められている40~64歳以上の方

・要介護1~2でも特例によって入居が認められた方

という制限があり入居条件が厳しいのが特徴です。

その代わり入居時の一時金や毎月の費用が有料老人ホームより安いようです。

特別養護老人ホームの業務内容とは?

特別養護老人ホームの業務内容としては、有料老人ホームと酷似しており、食事や排せつ、入浴や更衣などの日常生活の介護、介助業務が主になります。

また集団体操や健康管理といった日常生活活動の維持管理業医務を行います。

こうした業務内容は、全国各地どこにおいても同じレベルのサービスを提供することができるのも魅力の一つです。それは特別養護老人ホームが公的機関であることが一番の理由なのです。

転職理由の一つ?特別養護老人ホームの給与は高いってホント?

さて、では特別養護老人ホームでの就職を検討している人が一番気にしていることは、給与面ではないでしょうか?

実は特別養護老人ホームにおける給与は他の施設での給与より少し高めだという調査が厚労省の調査で分かっています。平均給与は2万円ほど高いようです。

(令和二年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要より引用)

しかしながら、特別養護老人ホームでの勤務には夜勤業務がつきものなので、その点他の事業所より生活習慣が不規則になったり体調を崩しやすかったりといった問題点もありますので、そのあたりは注意が必要かもしれませんね。

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