後期高齢社会に突入してきた現代において、徐々に高齢者の数が増加していることは皆様もご存じだと思います。
高齢者が増加すれば、自宅で生活している高齢者が増え、一人で生活が困難な高齢者も出てきます。その生活を支えるために、ホームヘルプサービスや訪問看護などの社会資源がありますが、それらのサービスを調整するのがケアマネジャーの仕事になります。
ただ、ケアマネジャーの人員にも限りがあり、こちらも人員確保が困難という現状が後を絶ちません。
しかしながら、ケアマネとしての仕事は定年制がないということをご存じでしたでしょうか?そのため体力や気力が続く限りは働くことのできる仕事としても知られています。
そのためケアマネジャーも徐々に高齢化が進んでいるといわれています。
今日はその理由について解説してみたいと思います。
ケアマネジャーの仕事には定年が設けられていない理由とは?
ケアマネジャーの仕事には定年が設けられていないというのを皆さんはご存じでしたでしょうか?
ケアマネジャーは介護士として働くのが困難だと感じる方がスキルアップの一環で受験されることが多く、私の母親もそれに該当します。そのため、体力面がある程度続くまでは介護士として働き、その後ケアマネジャーを目指すという方も少なくありません。
つまりケアマネジャーとして働き始めるのが50代からということもありうるのです。
それはなぜかというと、ケアマネジャーの仕事が高齢者支援を中心とする社会福祉の一環であり、高齢者が増加している現状を反映して、むしろ需要が増えているためです。
また、ケアマネジャーの業務には専門性が求められ、経験やスキルを磨き上げていくことが必要です。定年があると、その過程で蓄積された経験やスキルが失われる可能性があるため、定年制度が設けられていないと考えられます。
しかしながら、その影響もありケアマネの高齢化も問題視されていることもあります。
需要に対して供給量が追いついておらず、そのうえケアマネの高齢化に伴って一人のケアマネにかかる負担が増えているといっても過言ではありません。
そのため、より働きやすい職場を求めて転職するケアマネジャーが増加している現状があります。今後の高齢化社会における問題を解決するためにはケアマネの確保が必要になってきますね。
もしあなたがケアマネの仕事に興味を持っているのであれば、ぜひ挑戦してみてほしいと思います。