介護士の3K問題について考えてみた|給料は本当に安いのか?

介護職といえば、昔から3K(きつい、きたない、給料が安い)と有名な職業ではありますが、実は最近は給料が他業種と比べて比較的安定しているという事実はまだ浸透していないように思います。

TwitterなどのSNSでも「給料が安い」という検索キーワードでは多くの投稿がみられています。そのため介護職への転職を見送っているという人も少なくないのではないでしょうか?

今日は実際の介護士の給料事情について考えてみたいと思います。

介護士の給与は実は低くない?他業種と比較してみた

介護士の給与問題は様々なところで問題視されてきました。

しかしながら、近年介護士の給与問題の解決に向けて政府も乗り出しており、実はそこまで給与が低すぎるという問題は解決されつつあります。

特に最近では岸田政権において介護職員処遇改善臨時特例交付金などの制度によって

賃上げ政策もされたのはニュースで耳にしたことはあるのではないでしょうか?

その結果、確かに同業種である理学療法士や作業療法士、看護師などの給料と比較すると少し見劣りしますが、他業種、特に販売員や理容・美容師、飲食業界従事者などよりも給与は高い傾向にあるようです。(厚生労働省調べ)

しかも介護士は資格の取得や、介護士としての職務について10年以降、月額8万アップなど、様々な手当てがつきますので、より給与問題は改善されつつあるといっても過言ではないかもしれません。

転職のしやすさを選ぶなら介護士がおすすめ

さて、他業種で働いているあなたが、これから転職を考えておられるのであれば介護職はおすすめの仕事かもしれません。

前述した給与問題については、これは日勤のみの話であり、ここに夜勤手当などの給与が加算されると、さらに給与アップは可能なので、給与面だけ考えるのであれば、介護士という選択肢はありなのではないでしょうか?

何より介護士の現場はやはり人手不足です。そのため人員確保は急務なので比較的転職しやすい職業としても知られています。

しかしここで勘違いしないでほしいのは、介護の仕事は人の命を扱う職業であるということです。一つ間違えれば利用者様に多大な影響を与えてしまいます。近年介護現場での痛ましいニュースも目にしたことがあると思いますが、ぜひ給与面だけではなく、やりがいや使命感といった部分にも目を向けてほしいと思います。

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