・職場が思ったより違った
・就職してみたけど思っていた職場とは違う
そんな風に、就職して働き始めてすぐ「転職」の2文字が頭に浮かんでしまうことはあると思います。
でも1年未満の勤続期間が短い転職は
「履歴書が汚くなる」「同地域内で転職しづらくなる」「転職を繰り返す人というマイナスの印象がつく」
とあまりよくないイメージがありますよね。
じゃあどんな場合でも1年以上働かないといけないのか!というとそうではありません。
短期間での転職を考える際に覚えておきたいポイントをお伝えします。
短期間での転職は履歴書の評価にはやはりダメージ大
介護や医療業界は比較的転職回数が多いとも言われることがありますが、
令和元年の調査によると平均勤続年数は6.9年と短いわけではありません。
在籍期間が短いと、「うちに就職してもすぐ辞めてしまうのではないか?」と面接の担当者は考えます。
特に1~2年程度で頻繁に転職している場合は、企業に定着してくれないという印象を与えるため、
やはり短期間での転職は、面接時の評価を下げる大きな要因となってしまいます。
さらに転職を繰り返す人の特徴として、「人間関係のトラブル」、「転職先を条件だけで判断している」などの特徴が多くみられ、応募者自体の問題や早期離職の可能性などが考えられ、採用担当者のマイナスイメージとなってしまいます。
転職を考えても可能なら1か所は3~5年勤めよう
逆に勤続期間が長い、という経歴は労働環境が厳しいとされる介護の現場において、忍耐力があるとも捉えられ、離職理由として多々あげられる人間関係も良好な関係性を築けていたと判断されることも多く、それだけでかなりの高評価になります。
長く働いてくれる、というのは採用する企業側にとってもとても大切なポイントなのです。
石の上にも3年と言いますが、この言葉がよく物語っていますね。
転職理由がきちんとしていれば1年未満の転職でも大丈夫
色々悩んだけど、やっぱり転職したい!と思ったら、
きちんと対策を立てて面接に臨みましょう。
やむを得ない事情があればもちろんそれは隠さず伝えるようにします。
そうでない場合も、理由は伝えたうえで、その決断を通して自分自身の改善点や反省、前向きな思いを併せて伝えるようにしましょう。
職場環境や周囲の人間に目を向けるのではなく、自分にも非があったことを認めて、次の職場でどのように改善していくかという姿勢を見せることが重要となります。
「上司が嫌だった」「給料が低かった」という周囲環境の問題やネガティブな理由だけでは、志望につながる良い印象を与えることはできません。
伝えたいのは前の職場の悪いところではなく、新しい職場でやりたいことや希望です。
新しい職場を選んだ明確な理由や前の職場での経験を活かしてどのように行動していくかなど、過去のことではなく未来のことを意識して話すのがポイントです。
就職して失敗した!を防ぐためには1回1回の転職活動を大切に
もちろん1年未満で退職をした、という経歴は消えることはありません。
だからこそ就職で失敗しないように、1つ1つの転職を慎重に進めることも大切です。
ただし、どんなに良い職場に巡り合えたとしても、続けられるかどうかは自分次第という部分が大きいです。
より良い職場に巡り合うために、介護業界の仕事の理解を深め、自己分析を行い適正を見極めることで、自分にあった職場、目的を明確にし過去の自分を見直すことが一番の近道です。
転職はより良い自分になれるチャンスです。
良い職場で良い仕事を楽しみましょう。