介護士の転職理由の一つに業務量過多に伴う身体的疲労が挙げられています。
業務量過多と聞くと、介護現場における介助量の増大や、おむつ交換等の身体介護だと皆さん思うのではないでしょうか。
実は、そういった身体介護ではなく介護記録の記載時間のサービス残業が業務過多として挙げられているようです。
特に最近では各業界デバイス化が進んでおり、その影響で中高年の業務時間の延長が影響していることも考えられます。
そのため、面接時にチェックしておきたい項目として、今日はこのテーマを挙げてみました。
介護業界のデジタル化が離職・転職理由に繋がる
最近は各業界デバイス化が進んでいるとお伝えしましたが、私の訪問させていただいている施設では、各スタッフがiPadをカートに乗せ、耳にはイヤフォンを付け、さながら警備員がリアルタイムで情報交換をしながら各利用者の居室を回っているという現場もあります。
確かに情報共有は容易になりますし、どこでもデバイス上で介護記録のチェックや記載が簡単になり便利になったと思いますが、実はシニア世代、特に50代でパソコンやデバイス機器が使えない、使い方がわからないため、介護記録の記載や事務作業に時間がかかるという方もおられるのが事実です。
そのためデジタル化に伴い業務改善が図られる一方、デジタル化についていけないため離職するという方が増えています。
そのため、転職先ではぜひ、面接時に情報管理法について確認しておくことをおすすめします。
介護業界へ転職時に面接で確認しておきたい職場の情報管理法
介護記録のデジタル化が進んでいると書きましたが、一方デジタル化を推奨しない施設もあるのも事実です。
その理由としては、介護記録の改ざんや中高年スタッフのデジタル難民がいるため、やむなく手書きを推奨しているからです。
デジタル化もメリット・デメリットがありますので、デジタル化で業務改善が可能かといわれると、そうでもなさそうですね。
ですので、面接時に業務の情報管理法をチェックしてみるのも一つかもしれません。
あなたのスタイルに合った業務方法を確認することで、離職理由を減らすことができます。
ぜひ試してみてください。