ケアマネジャーが転職することで起こる問題点の一つとして、利用者様のサービス管理を自分に担当してほしいから、転職した先でも担当してほしいということがしばしば起こります。
これは事業所とのトラブルにも繋がりかねないため、転職する際の注意点としてよく話題に上がります。
また、前職と異なる業種で働く場合は同じサービスが引き継げない可能性がありますので、その点にも注意しておかなければいけません。
今日はケアマネが転職する際に注意しておかなければいけない利用者様の引継ぎ問題について考えてみたいと思います。
ケアマネジャーが転職する際に気を付けておくべきこととは?
ケアマネジャーが転職をするうえで、利用者様から引き続き担当してほしいといわれることは少なくありません。
担当している側としては求められているため、とてもうれしいお言葉であることはわかりますが、実際こうした場合、独断で次の事業所でも担当しようとそのまま今の職場に伝えずに退職して問題になることは少なくありません。
特に働く場所が居宅から特養に代わるなど、形態が異なる場合は利用者様のサービスが同じように提供できないこともありますので注意が必要です。
また、利用者様を引き続き担当する場合は新しい職場の上司や同僚と連携して、利用者様のサービス提供計画を維持できるかどうかを協議する必要があります。新しい職場でのルールや仕事の進め方なども確認することが重要です。
そして何より、前職の個人情報などが流出する問題もありますので、もし引き続き担当する場合はきちんと事業所長に相談しておく必要があります。
転職する際には利用者様にきちんと説明しよう
もし、担当をそのまま引き継げないという場合は、今の事業所で別のスタッフに引き継ぐ必要があります。こうした引継ぎの際にきちんと患者様に説明をしておかないとトラブルのもとになることはよくあります。
「前の担当者はよく話を聞いてくれた」
「今回の担当者は〇〇だ」
「サービスの質が良くない」
など、引き継ぎを失敗して利用者様とのトラブルに発展することは少なくありませんので注意しましょう。
転職の際の引継ぎはとても重要であり、利用者様第一の行動が求められます。
こうした引継ぎ業務で問題が起こらないように、現職のスタッフとの連携や利用者様への丁寧な説明を心掛けていきたいものですね。