作業療法士のニーズ増加によって働く場所が増えていると知っていますか?

作業療法士は理学療法士と同様に患者様のリハビリに関わる職業として知られています。

勤務先としては基本的に病院やクリニックなどが主な勤務先ではありますが、これから転職を考えるという方もおられるのではないでしょうか?

作業療法士は患者様のADLや精神分野への知識も豊富で、介護・医療業界だけでなく、児童福祉や障害福祉分野、精神といった幅広い業界への転職が可能なのです。

今日は作業療法士の転職先について考えてみたいと思います。

 

幅広い転職先を有している作業療法士がこれから求められる分野とは?

作業療法士は患者様一人一人の症状や日常生活に応じて食事や入浴、更衣や書字など様々な日常生活が行えるようにトレーニングを行い、社会参加を促します。

その中でもこれから先、増えてくると考えられている精神分野における作業療法士の役割は高まっているといっても過言ではありません。

精神分野では認知症やうつ病、統合失調症や自閉症など様々な疾患を抱えている方が多く、これらの患者様が日常生活や社会参加を行うために必要なことに対してサポートを行っていく必要があります。

そのために作業療法士は個々人に合ったリハビリプランを作成し、精神面だけでなく肉体面においてもリハビリを行うことで日常生活や社会復帰を目指していくことが求められています。

最近は精神疾患や障害を持っていても社会参加として働くことのできる場所も増えており、

社会復帰の手助けをする役割もあるため、作業療法士のニーズは年々増加しているといっても過言ではありません。厚生労働省の統計調査では平成14年から平成29年にかけて1.6倍に増えているという情報も出ており、2025年までには認知症患者様が増加していることで700万人まで増えると予想されているのです。

 

こうした作業療法士の勤務先としては、精神病院やデイケア、精神障碍者支援センターなど理学療法士とは異なり幅広い勤務先を選ぶことが可能です。こうした勤務先では入院患者様の退院、社会復帰を目標に患者様と二人三脚で問題解決に向けてリハビリを進めていきます。

 

作業療法士のニーズは年々増加しており、転職先としても数多くの施設での勤務が可能でしょう。そのためこれから転職を考えられている方は今日の記事を参考にしてみてはいかがでしょうか?

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