ケアマネジャーの仕事にパソコンは必須であり、近年介護・医療現場においてICT化が進んでおり、パソコンを使ったことがないという方は少数派ではないでしょうか?
その結果、目の疲れや痛み、頭痛といった問題に悩まされているケアマネジャーも多いと思います。私の母親もケアマネジャーになってからパソコンを使うようになり、目を酷使することで目の疲れや頭痛といった悩みを抱えていました。
こうした場合どのような対処法があるのでしょうか?
実は長時間のデジタルデバイスを利用する場合の目の負担を軽減するための20-20-20のルールというものが存在します。今日はこの内容について解説してみます。
ケアマネジャーの頭痛や目の疲れを軽減する20-20-20ルールとは?
20-20-20ルールとは、アメリカの眼科学会議が推奨するもので、長時間のデジタルデバイス(主にコンピューターやスマートフォン)の使用による目の負担を軽減するために推奨されるルールです。このルールでは、20分ごとに20秒間、約20フィート(約6メートル)先の物を見ることを目安としています。具体的な手順は以下の通りです。
- タイマーをセット: デジタルデバイスを使用する際、タイマーを20分間にセットします。この時間は目の負担が蓄積する前に休憩を取るための目安です。
- 20秒間の目の休憩: タイマーが鳴ったら、デバイスから目を離して20秒間、遠くの物を見るようにします。例えば、窓の外の景色や部屋の奥の壁など、約20フィート(約6メートル)先の物を選びます。
- 繰り返しを行う: 20秒間の目の休憩を終えたら、再びデジタルデバイスに集中して作業を続けます。次の20分が経過するまで、このサイクルを繰り返します。
20-20-20ルールの目的は、デジタルデバイスの長時間使用による眼精疲労を緩和し、目の状態を回復させることです。このルールを実践することで、以下のような効果が期待されます。
①眼精疲労の軽減: 20-20-20ルールによる休憩を取ることで、目の疲れを軽減し、長時間のデバイス使用による眼精疲労を防ぎます。
②眼の水分補給: デジタルデバイスを使用すると、まばたきが減少し、目の乾燥が起こりやすくなります。20秒間の目の休憩を取ることで、まばたきの回数を増やし、眼の水分補給を促します。
- 視力の維持: 遠くの物を見ることにより、目の焦点を変えることができます。これにより、目の筋肉を緩和させ、視力の維持に役立ちます。
長時間のパソコン作業などで目が疲れることはケアマネジャーにとって死活問題ですよね。ぜひこのルールを試して目の疲れを軽減させてみてくださいね。