介護旅行に対するニーズが増えている理由とは?

介護を受けなければいけない状態であっても、日常生活を安全に送ることができる方は少なくありません。そうした方々も日常の中から非日常に飛び出したいと感じることも多いようで、どこか行きたいところはあるかと聞くと様々な過去の思い出から、行先を上げられる方も私の患者様にも多くおられます。

しかしながら、旅先での介護が難しいという理由から旅行をあきらめる方もおられるのも事実です。そうしたときに付き添ってくれるサービスがあるのを知っていますか?

介護業界には「旅行介護」というニーズもあります。今日はそうしたサービスについて考えてみたいと思います。

 

これからニーズが増える介護旅行とは?

旅行介護とは、高齢者や持病を持たれている方々で一人では旅行に行くのが難しいという方々に対して介護・医療の専門知識を持ったスタッフが旅行や外出のサポートを行うサービスのことです。利用者様のニーズに沿ったプランを立案し、バリアフリーのある環境を選択しながら安全安心に旅行をサポートするのが目的です。

 

こうしたサービスは家族や介護者の負担軽減も背景にあります。介護者が日常のケアに加えて旅行のサポートをすることは大きな負担となる場合があります。介護福祉士の専門的なサポートによって、家族や介護者の負担を軽減し、安心して旅行を楽しむことができるようになります。

 

介護旅行のニーズは年々高まっており、2025年には超高齢化社会という状態になり、身体に不自由を抱えながら生活をするという方はさらに増加することが予想されています。

しかし「ちょっとした手伝い」ができれば旅行ができるという方もおられると思います。

こうした方々に対してサポートを行うサービスが徐々に増えているのも事実です。

 

例えば自分の思い出の地を訪れたいという方、孫たちの結婚式に参加したいけど家族の介護じゃ不安だという方、こうした方々に求められているようです。

 

しかしながら現状の介護保険制度では適応にならないことが多く、実費計算という形でなかなか手が出ないということも悩みの種ではあります。

しかしながら、あなたが外出する際のサービスの一環としてこうしたサービスがあるのだということがわかっていただければいいなと思いますので、ぜひ覚えておいてくださいね。

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