介護福祉士としてのキャリアを積んでから、ケアマネジャーの資格取得が叶った場合、そこでキャリアアップが終了かというとそうではありません。実はその先に主任ケアマネジャーという資格取得があるのをご存じですか?
主任ケアマネジャーはケアマネジャーの中でも、チームを統括する役割を持っています。
具体的には、チームメンバーの指導や育成、業務の調整や監督など、マネジメント業務を担当することが求められます。また、利用者のケアプランの作成や、サービス提供に関する業務も行います。
これらの資格を取得する方法やメリットについて今日は解説してみたいと思います。
主任ケアマネジャーの資格取得をするメリットとは?
主任ケアマネジャーとケアマネジャーの資格はどちらも厚生労働省が管轄しており、業務内容としてはケアマネジメント業務が主たる業務になりますので、あまりメリットを感じられないという方もおられるかもしれません。
しかしながら、主任ケアマネジャーの資格取得をすることで、現場の管理やチーム育成といった役割を担うことができるため、将来的に給与面のアップや管理業務、または事業所長に取り上げられる可能性は少なくありません。
主任ケアマネジャーの資格取得をするための方法とは?
この主任ケアマネジャーの資格取得をするためにはケアマネジャーとしての資格を取得し、60カ月以上の実務経験があることが条件になります。
その上で所定の講習会に参加し修了することで、受験資格を得ることができます。
受講費用は都道府県によって異なりますが、おおよそ5万円前後のところが多いようです。
受講資格が満たされていない場合は受験できない場合がありますのでご注意ください。
また、この主任ケアマネジャーの資格は5年ごとに更新制度が2016年から設けられていますのでご注意ください。
晴れて主任ケアマネジャーになれたあなたは、ケアマネジャーとしての信頼性が高まり高度な知識やスキルを有しているという証明にもなります。また今後あなたは管理業務に従事していく可能性を秘めています。しかしながら事業所運営や管理業務にはケアマネジャーとしての資格だけでなく、他にも重要な能力が必要になります。
とはいえ、今後のキャリアアップに必要なことなので、ぜひ積極的にスキルアップを目指してみてください。