介護士の労働環境問題の解決方法とは

介護士だけに関わらず、介護福祉業界で働く人ならだれもが感じることなのかもしれませんが、少子高齢化ということも原因の一つなのですが、人材が常に不足しています。

そういった理由から、過重労働が発生し労働環境が悪化していくという負のスパイラルに陥っています。

現場で働く介護士は常に全力で働いていますが、やはり身体的にもしんどいという理由から転職する人が多くいるのが現実です。

 

そこで本記事では、介護業界の労働環境の改善について考えてみたいと思います。

 

介護士の労働環境問題の解決方法

一番の問題はやはり人材不足という事だと思います。

ということは人材を増やすもしくは少ない人員でも施設がしっかり運営できる状況であれば解決できるのではないでしょうか。

いくつかご紹介します。

 

まず最近盛んに行われているのが、IT機器を取り入れるということです。IT機器を取り入れることで手作業で事務作業等行うよりもよくスピード感を持って仕事に取り組めるので、同じ時間内でより多くの仕事をこなすことも可能となります。

例えば、顧客の管理ソフトなどを利用することで、紙ベースのものを使うより断然早く情報確認及び伝達をすることができます。

 

次は人材育成支援です。

正直、人材紹介サービスなどを利用してもすぐに人が集まるわけではありません。

それではあれば自分たちで育成するというのも一つの手でないでしょうか。

というのも福祉介護の仕事の中には研修であったり、資格を取らなければ働くことができない業種もあります。

そういった方を採用するのは時間を要することもあるので、現在働いている一般職の方などに金銭的な支援をすることで、立候補する方も出てくるかもしれません。

 

最後に、外国人人材の登用も検討するのはいかがでしょうか。

昨今、外国人労働者の方が日本では増えてきています。それと同時に今後は外国人の利用者が増加する可能性もあることを考えなければなりません。

もちろん日本語は完ぺきとは言えないでしょうが、しっかりと指導することで利用者様にご迷惑をかけることなくサービスの提供ができるのではないでしょうか。

 

すぐに介護士の労働環境が良くなるという事はないのかもしれませんが、長期的な視野を持って取り組む必要がありそうですね。

 

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