車椅子に座っている利用者様の介護を担当することは日常茶飯事だと思います。
こうした利用者様は日常生活でずっと車椅子に座っていることから、だんだん前にずれたり車椅子に乗り移った後、変な座り方になったりしていることが往々にあります。
こうした時にあなたはどのように座りなおさせますか?
おおよその介護福祉士さんは車椅子の後ろから、脇の下に手を入れて座りなおさせようとすると思います。しかしその方法だと腰を痛めるという経験をしたことはありませんか?
今日の記事ではより簡単に自分の身体に負担をかけないように座りなおさせる方法をお伝えしたいと思います。
介護福祉士さんにおすすめの車椅子座位姿勢を正させる方法とは?
車椅子座位姿勢が崩れるということは、日常的な光景であり、その習性は介護士の身体に大きな負担をかけてしまうことに繋がりかねない問題です。
特に座りなおしをさせるときに、車椅子の後ろからわきの下に手を入れて持ち上げて座り直させると、自分の腰にかなりの負担をかけてしまいます。
実際私もその方法でぎっくり腰を患った経験がありますので、介護をされる方々もかなり身に覚えがあるのではないでしょうか?
そんな時に自分の身体に負担をかけさせないように座り直させる方法を今日はお伝えしたいと思います。
まず、利用者様の背中を車椅子の背から話します。
そうすると重心位置は背もたれに位置していたものが、臀部より前、大腿部の上に位置します。
その状態で膝を前から後ろに押し込むように押して上げてみてください。
簡単に説明するとお辞儀した状態で膝を押して座面の奥にお尻を移動させるのです。
つまり、背もたれに持たれて前にずれている姿勢の反対の動作を介助するようなイメージです。
このときの注意点としては、きちんとお辞儀をさせて、重心位置を大腿部に変移させることです。
背もたれに持たれた状態で膝を押しても背中が座面に押し付けられていますので、臀部を後ろに押し込めることはできません。ですのできちんと重心位置を意識して前かがみをさせましょう。
こうした動きを誘導しながら座り直しを促すと、自分の身体がかなり楽だなと感じますので、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
こうしたワンポイントアドバイスをどんどん紹介していきますので、ぜひチェックしてみてくださいね。