前回の記事で解説しました通り、サービス管理責任者が個別支援計画を作成し、それに基づき各関係機関で利用者様の意向やニーズに基づいたサービスを提供します。
合わせて読む → サービス管理責任者が目指す利用者様にとっての「適切な支援」とは
そのうえでサービス提供側の考えにギャップが生じてしまうことのないよう注意する必要があります。では統一した支援を行うために、サービス管理責任者が考えるべきプロセスを解説します。
サービス管理責任者なら知っておきたい統一した支援のためのポイント
・アセスメント
アセスメントとは利用者様の状況や課題などを客観的に評価することを表します。
サービス管理責任者なら個別支援計画を作成する上でアセスメントは欠かせませんが、定期的に利用者様に対してのサービスを見直すにあたってもアセスメントに振り返る必要があります。
周囲環境の変化に応じて利用者様が適合できない場合、新たな課題の発見やニーズの変化も認めるため、適宜アセスメントを行いましょう。
・支援内容の明瞭化
アセスメントを行った上で課題が整理されると、次は具体的な支援の方法を検討していく必要があります。
利用者様のどのような場面でどのような課題があり、何が原因であるのかを推測し、多くの支援方法を考えます。
その後利用者様の意向や利用者様のご家族様の意向、経済状況などの背景を踏まえ支援方法を決定し、時間や方法などを具体的にしていく必要があります。
・スタッフ間での情報共有
統一した支援を提供できていない場合、一番の理由がスタッフ間での考えの相違です。
サービス管理責任者は障害福祉サービス事業所において、リーダー的役割を担っています。
そのためサービス管理責任者が中心となって、サービスの方向性や具体的な内容を各関係機関のスタッフに共有する必要があります。
いかがでしたか?
今回は統一した支援を行うためのポイントを解説しました。
サービス管理責任者として働かれている皆さんは、今一度利用者様を支援しているサービスが適切かどうか、チームで統一されているかどうかを見直し、上記ポイントを参考に行動していただくことで、利用者様へのより良い支援につながるのではないかと思いますので、是非一度参考にしてみてください。