あなたは今まで介護士として働いてきて、日常的に利用者様の介護はできていると思います。しかしながら自分の家族や大切な方が介護を要する状況になったとして、あなたは今まで通り同じように介護を自分の家族に対応することはできますか?
そして実際の介護サービスを利用するうえで、実際どれくらいの費用が掛かるのか、どのようなサービスが必要なのかを理解していますか?
2021年以降、介護が原因で離職しなければいけないという介護離職が大量発生するといわれています。その理由は団塊の世代が65歳以上になり介護サービスを利用しなければいけない方が増えるといわれているからです。
そんな時に相談できる顧問介護士という仕事を知っていますか?今日は顧問介護士について紹介してみたいと思います。
介護の適切なアドバイスを行う顧問介護士とは?
顧問介護士とは介護保険サービスの利用方法やメリットデメリット、実際の費用負担であったり手続きの方法であったりと介護に必要な情報を教えてくれる職種です。これは一般社団法人の日本顧問介護士協会というサイトにアクセスすることでつながることができます。
我々介護士もいつも介護を提供しているとはいえ、実際自分の家族が介護を必要になるという状況になった場合、どれくらいの費用が必要なのか、手続きが必要なのかという面についてはとても弱いという状況ではないでしょうか。
これから家族の介護をしなければいけない、その理由で介護離職をしなければいけないという状況は避けなければ、今後介護を担う人ではさらに減少していくといっても過言ではありません。
それを防ぐためにこうした職種のニーズが増えているのです。
効果的な福祉用具や住宅改修、使える補助金などの情報提供やアドバイスをしていただける場所があれば、とても助かると感じませんか?
顧問介護士はすでに在宅介護を行っている方も利用できます。介護現場ではセカンドオピニオンを利用する機会も少なく、ケアマネジャーに相談しにくいことも顧問介護士には相談しやすいという状況を作り、少しでも利用者様の負担や不安を解決する役割があると言います。もしあなたがこれから介護をしなければいけないという状況があるのであれば、こうした場所で相談するというのも一つの方法ではないでしょうか。