訪問介護分野は本当にコミュニケーションが楽なのか考えてみた

施設で働いているとどうしても時間に追われ、適切なコミュニケーションが取れないから、

一人のほうが働きやすい、という理由から訪問介護分野に転職を考えるという方も少なくありません。

確かに訪問介護分野では、ほとんど一人で回ることが多く、同僚とのコミュニケーションが必要ないと感じられることもあるでしょう。

事実、訪問介護分野のメリットとしてこうしたところを上げているサイトも散見されます。

しかしながら、メリットとして感じる部分でも、実は訪問分野こそ密なコミュニケーションが必要になるということについて私は警鐘を鳴らします。

 

その理由について今日は解説してみたいと思います。

 

転職の際に覚えておいてほしい訪問介護分野の落とし穴

訪問介護分野は基本的に一人で移動することが多く、確かに同僚とのコミュニケーションをとらなくていいというメリットはあります。

しかしながら逆を考えると、自分一人で患者様の管理やリスク管理を徹底する必要があるのです。

 

例えば、訪問先でのご利用者様が薬を飲み忘れていたとしましょう。

こうした時にその薬を今から飲むべきなのか、という判断が求められますが、

原則こうした状況は看護師や医師に報告し、指示を仰ぐ必要があります。

もしそれをおろそかにして、ご利用者様が勝手に飲んでしまったりすることで問題が起こった場合、だれに責任があるのでしょうか?

 

ということを考慮すると、適切な情報共有が必要になります。

訪問分野であれば、上肢への電話連絡やケアマネ、医師や看護師への電話連絡が必要になりますね。

 

このように訪問分野では一人で判断し行動し、対処する必要がありますので、

密な連携をとれる環境を自分で作らなければいけません。

 

逆を言えば施設であれば看護師や医師を呼んで、対応してもらえればいいのですから

安易に訪問分野はコミュニケーションが楽だから、という理由で考えないでほしいと私は考えます。

 

 

訪問介護分野は今後どんどんニーズが増えてきます。

その理由は地域包括ケアシステムが稼働し、在宅で生活する高齢者や患者様が増えてきているからです。

だからこそ、介護士のニーズは増えてくることは目に見えているのですが、

ぜひ今働いている施設でスキルアップやコミュニケーションの重要性を学び

今後に生かせるようにしてもらいたいと切に願います。

 

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