整骨院の物販で客単価アップを狙う方法

多くの整骨院がどうにかしてお客様単価を上げることはできないかと日々奮闘していることと思います。

物販は、適切な商品選定と販売戦略によって、整骨院の客単価アップに大きく貢献する可能性を秘めています。

顧客のニーズを的確に捉え、効果的な販売方法を実践することで、売上向上と顧客満足度の向上を両立させることが可能です。

物販で客単価アップを狙う方法

顧客ニーズに合わせた商品選定

効果的な物販を行うためには、まず顧客のニーズを深く理解することが重要です。

来院する患者層の年齢、性別、症状、ライフスタイルなどを分析し、本当に必要とされる商品を提供することで、購買意欲を高めることができます。

例えば、

  • 高齢者が多い整骨院では、サポーターや健康食品、マッサージ器具などが需要が高い
  • スポーツ外傷の患者が多い整骨院では、テーピングや冷却スプレー、スポーツドリンクなどが有効
  • 慢性的な肩こりや腰痛に悩む患者が多い整骨院では、温熱パッドやストレッチグッズ、姿勢矯正グッズなどが喜ばれる

といったように、顧客層に合わせた商品展開を心がけることが大切です。

また、商品の品質や安全性にも配慮し、信頼できるメーカーの商品を選ぶことで、顧客の安心感と満足度を高めることができます。

厚生労働省が認証している商品など、信頼性の高い商品を取り扱うことで、顧客からの信頼獲得にも繋がります。

1. 効果的な販売方法

顧客ニーズに合った商品を選定したら、次は効果的な販売方法を検討します。

整骨院における物販で効果的な販売方法として下記が挙げられます。

販売方法 メリット デメリット
院内掲示 視覚的に訴求できる、待ち時間にアピールできる スペースが限られる、情報量が少ない
パンフレットの配布 詳細な情報を伝えられる、持ち帰って検討できる 作成コストがかかる、配布の手間がかかる
スタッフによる説明 個別に合わせた提案ができる、信頼感を得やすい スタッフの教育が必要、説明時間を確保する必要がある
オンラインストアの活用 24時間購入可能、幅広い商品展開が可能 システム構築費用がかかる、配送の手間がかかる

これらの販売方法を組み合わせ、顧客の購買意欲を高める戦略を立てることが重要です。

例えば、院内掲示で商品の存在をアピールし、興味を持った患者にはパンフレットを配布、さらにスタッフが個別に説明することで、購買意欲を高めることができます。また、経済産業省が推進する電子商取引を活用し、オンラインストアを併設することで、来院できない患者にも商品を販売する機会を広げることができます。

2. 売上アップにつながる商品陳列

商品陳列は、顧客の購買意欲を刺激する重要な要素です。

見やすく、手に取りやすい場所に商品を陳列することで、衝動買いを促すことができます。また、関連商品をまとめて陳列することで、顧客の購買単価を高める効果も期待できます。

例えば、腰痛対策のグッズと一緒に、ストレッチポールやバランスボールなどを陳列することで、顧客の購買意欲を高めることができます。

さらに、季節に合わせた商品陳列も効果的です。夏には冷却スプレーや日焼け止め、冬には温熱パッドや保湿クリームなどを陳列することで、顧客のニーズに合わせた商品を提供できます。

2.1 物販成功事例

ある整骨院では、顧客ニーズに合わせた商品選定と効果的な販売戦略によって、物販による売上を大幅に伸ばしました。

具体的には、

  • 問診票に「お悩みの症状」や「日常生活での困りごと」などを記入する欄を設け、顧客ニーズを詳細に把握
  • 顧客ニーズに合わせた商品を厳選し、院内に分かりやすく陳列
  • 施術後にスタッフが個別に商品を説明し、顧客一人ひとりに最適な商品を提案

といった取り組みを実施。その結果、物販による売上が前年比で2倍に増加しました。

この事例からも分かるように、顧客ニーズを的確に捉え、効果的な販売方法を実践することで、整骨院における物販は大きな成功を収めることができます。

物販で客単価アップを狙う方法 | まとめ

物販は、比較的低価格な商品で手軽に客単価を上げられるため、院の売上向上に貢献します。

サポーターやテーピング用品など、顧客のニーズに合わせた商品選定と効果的な販売方法が重要です。

適切な商品陳列やスタッフからの積極的な提案は売上アップに繋がりますので、物販をされるかどうか悩んでいる方はまずは低単価のものからチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

また顧客の症状や生活習慣に合わせた商品を提案することで、顧客満足度向上にも効果があります。

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