柔道整復師として働くためには、国家資格である「柔道整復師」の資格を取得する必要があります。
この資格は、厚生労働大臣の免許を受けて初めて名乗ることができます。
資格取得までの道のりは大きく分けて、養成学校での学習、国家試験合格、免許申請の3つのステップがあります。
本記事では、柔道整復師の資格取得方法について解説します。
柔道整復師になるための受験資格
柔道整復師国家試験の受験資格を得るには、以下のいずれかの条件を満たす必要があります。
- 文部科学大臣が指定した学校または厚生労働大臣が指定した柔道整復師養成施設において、3年以上柔道整復に関する専門の教育を受けた者
- 外国で柔道整復師に相当する資格を有する者で、厚生労働大臣が認めた者
ほとんどの場合、指定された養成学校(専門学校など)に通うことで受験資格を得ます。 これらの学校では、解剖学、生理学、病理学などの基礎医学に加え、柔道整復術に関する専門的な知識や技術を学びます。
高校卒業以上であれば入学できますが、入学試験は各学校によって異なるため、事前に確認が必要です。
柔道整復師の国家試験の内容
柔道整復師国家試験は、例年2月に年1回実施されます。試験科目は以下の通りです。
科目 | 内容 |
---|---|
人体の構造と機能 | 解剖学、生理学など |
疾病と外傷 | 病理学概論、外科学概論、整形外科学など |
柔道整復理論及び関係法規 | 柔道整復術理論、関係法規など |
試験は筆記試験形式で行われ、各科目とも100点満点中60点以上が合格基準となります。
柔道整復師の専門学校について
柔道整復師を目指すには、3年以上、文部科学大臣または厚生労働大臣の指定する柔道整復師養成施設で学ぶ必要があります。
全国に多くの専門学校があり、昼間部、夜間部、通信教育課程など、様々な学習スタイルが用意されています。
学費や入学資格、カリキュラムなどは学校によって異なるため、複数の学校を比較検討することが重要です。
また、国家試験合格率や就職支援体制なども重要な選定基準となるでしょう。 オープンキャンパスに参加したり、資料請求をしたりして、自分に合った学校を選びましょう。
柔道整復師養成施設を選ぶ際には、以下の点に注目すると良いでしょう。
- 国家試験合格率
- 就職支援体制
- カリキュラム内容
- 学費
- 学校の立地や設備
- 教員の質
自分に合った学校を選ぶことで、資格取得後のキャリアにも繋がります。
柔道整復師の資格取得方法 | まとめ
上記で解説しましたように、柔道整復師になるためには国家資格を取得する必要があります。
加えてその資格を取得するためには専門学校に通わなければなりません。
柔道整復師を目指している人は国家資格ですし、しっかり勉強しなければ柔道整復師になることはできないということが理解できたのではないでしょうか。
柔道整復師は非常にやりがいのある仕事ですので、興味がある方は計画的に時間をかけて準備することをおすすめします。