突然の手足のしびれ、慢性的なしびれ、どちらにも悩まされていませんか?
放っておくと重大な病気のサインである可能性もあります。
手足のしびれは、多くの人が経験する症状です。一時的なものから慢性的なもの、そして重大な病気が隠れている場合もあり、原因を特定することが重要です。
ここでは、しびれが起こる原因と、考えられる病気のリスクについて詳しく解説します。
なぜ手足がしびれる?原因と病気のリスク
1. 一時的なしびれ
一時的なしびれは、日常生活の中で比較的よく起こるものです。多くの場合、心配する必要はありませんが、繰り返す場合は注意が必要です。
1.1 長時間同じ姿勢や冷え
同じ姿勢を長時間続けたり、体が冷えたりすることで、血行が悪くなり、神経が圧迫されてしびれが生じます。特に、正座やあぐら、デスクワークなどで長時間同じ姿勢を続ける方は注意が必要です。また、冬場の冷え込みや、エアコンの冷風なども原因となります。
1.2 具体的な症状と対処法
しびれと共に、冷感や痛み、感覚の鈍さなどが現れることがあります。このような場合は、まず姿勢を変えたり、体を温めたりすることで改善することが多いです。
1.3 温める、マッサージ
温かいタオルやカイロなどで患部を温めたり、優しくマッサージすることで血行が促進され、しびれが軽減されます。また、軽い運動も効果的です。入浴も血行促進に効果があります。ぬるめのお湯にゆっくりと浸かり、リラックスしましょう。ただし、しびれが強い場合や、温めても改善しない場合は、無理せず医療機関を受診しましょう。
2. 慢性的なしびれ
慢性的なしびれは、一時的なしびれとは異なり、長期間にわたって症状が続くものです。神経の圧迫や血行不良などが原因として考えられます。
2.1 神経の圧迫や血行不良
椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症など、神経が圧迫されることでしびれが生じることがあります。また、糖尿病などの生活習慣病による末梢神経障害も原因の一つです。これらの病気は、放置すると症状が悪化することがありますので、早期の診断と治療が重要です。
2.2 具体的な症状と整骨院での治療
慢性的なしびれは、持続的な痛みやしびれ、感覚の異常、筋力低下などを伴うことがあります。整骨院では、これらの症状に対して、手技療法や物理療法など、様々な治療法を提供しています。
2.3 手技療法、鍼灸治療
治療法 | 概要 |
---|---|
手技療法 | マッサージやストレッチなど、手技によって筋肉や関節の緊張を緩和し、血行を促進します。 |
鍼灸治療 | 鍼やお灸を用いて、ツボを刺激することで、神経の働きを調整し、痛みやしびれを緩和します。 |
これらの治療法は、厚生労働省の認可を受けている医療行為です。
症状に合わせて適切な治療法を選択することで、しびれの改善が期待できます。
3. 重篤な病気によるしびれ
手足のしびれは、脳梗塞や脊髄腫瘍などの重篤な病気のサインである可能性もあります。これらの病気は、早期発見・早期治療が非常に重要です。
3.1 脳梗塞や脊髄腫瘍
脳梗塞は、脳の血管が詰まることで、脳への血流が途絶え、神経がダメージを受ける病気です。脊髄腫瘍は、脊髄に腫瘍ができることで、神経を圧迫し、様々な症状を引き起こす病気です。これらの病気は、命に関わる危険性もあるため、迅速な対応が必要です。
3.2 具体的な症状と緊急性
突然の激しいしびれや、半身の麻痺、ろれつが回らない、意識障害などの症状が現れた場合は、脳梗塞の疑いがあります。
また、持続的な背中の痛みやしびれ、排尿・排便障害などがみられる場合は、脊髄腫瘍の可能性があります。
3.3 救急搬送の必要性
上記の症状が現れた場合は、直ちに救急車を呼び、医療機関を受診してください。一刻を争う事態である可能性があります。
なぜ手足がしびれる? | まとめ
今回は手足がしびれる原因について解説しました。
手足のしびれは、長時間同じ姿勢や冷えによる一時的なものから、神経の圧迫や血行不良による慢性的なもの、そして脳梗塞などの重篤な病気まで、様々な原因が考えられます。
軽度のしびれでも、放置すると症状が悪化したり、重大な病気のサインを見逃してしまう可能性があります。