膝の痛みの症状:早期発見が重要!

整骨院には多くの高齢者の方がいらっしゃいますよね。

50代60代に多く見られる膝の痛みですが。その原因は加齢だけではありません。

この記事では、50代60代の膝の痛みに焦点を当て、その症状について解説します。

膝の痛みの症状

50代60代になると、膝の痛みを感じる機会が増えてきます。早期に適切な対応をするためには、まず自分の症状を正しく理解することが大切です。

膝の痛みは、その現れ方によって様々な種類があり、それぞれ適切な対処法が異なります。

1. 痛みの特徴

膝の痛みは、以下のように様々な形で現れます。

ご自身の痛みがどの種類に当てはまるかを確認し、適切な対策を行いましょう

1.1 慢性的な痛み

慢性的な痛みは、長期間にわたって続く鈍い痛みです。

特に朝起きた時や、長時間同じ姿勢を続けた後に強くなる傾向があります。

加齢による変形性膝関節症の初期症状であることが多く、軟骨のすり減りや炎症が原因と考えられます。

安静にしていても痛みが続く場合は、医療機関への受診をおすすめします。

1.2 急な痛み

急な痛みは、突然発生する鋭い痛みで、転倒や激しい運動などが原因で起こることがあります。

靭帯損傷や半月板損傷などの可能性があるため、応急処置としてRICE処置(安静・冷却・圧迫・挙上)を行い、医療機関を受診しましょう。

1.3 動作に伴う痛み

特定の動作をした時だけ痛みが出現する場合、その動作が原因で膝に負担がかかっている可能性があります。

例えば、階段の昇り降りで痛みが出る場合は、大腿四頭筋の筋力低下が原因かもしれません。

痛みの出る動作を特定し、その動作を控える、あるいは筋力トレーニングなどで膝周りの筋肉を強化するなどの対策が必要です。

痛みの種類 特徴 考えられる原因 対処法
慢性的な痛み 長引く鈍い痛み、朝や長時間同じ姿勢の後に悪化 変形性膝関節症(初期)、軟骨のすり減り、炎症 医療機関への受診
急な痛み 突然の鋭い痛み 靭帯損傷、半月板損傷、骨折 RICE処置、医療機関への受診
動作に伴う痛み 特定の動作で痛みが増悪 筋力低下、関節の不安定性、特定の部位への負担 原因となる動作の特定と回避、筋力トレーニング、医療機関への受診
階段昇降時の痛み 階段を上る、または下りる時に痛み 変形性膝関節症、大腿四頭筋の筋力低下、半月板損傷 手すりを使う、一段ずつゆっくり昇降する、筋力トレーニング、医療機関への受診
正座時の痛み 正座をすると痛み 変形性膝関節症、関節の炎症、半月板損傷 正座を避ける、クッションを使う、医療機関への受診
夜間の痛み 夜間、特に就寝時に痛み 変形性膝関節症、関節の炎症、血行不良 温熱療法、ストレッチ、医療機関への受診

上記の表はあくまでも一般的な情報であり、自己診断は禁物です。

必ず医療機関を受診し、専門家の診断を受けてください。

膝の痛みの症状 | まとめ

今回は高齢者の膝の痛みの症状について解説しました。

50代60代になると膝の痛みを感じやすくなります。

膝の痛みの原因として加齢による軟骨のすり減り、筋力の低下、運動不足などが挙げられます。

膝の痛みは酷くなると歩くことも困難になることもありますし、生活に大きな影響を及ぼしますので、痛みがひどくなる前にすぐに医療機関に行くことをおススメします。

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