スポーツ経験者やアスリートの方は何度も使ったことがあるテーピングですが、スポーツトレーナーの方はしばしばアスリートからテーピングについて質問されることもありますので、テーピングの事を正しく理解しておく必要があります。
今回はテーピングに関するよくある質問をまとめました。
特にスポーツ現場で働いている方におススメです。
柔道整復師が使うテーピングの豆知識
1. テーピングはどのくらいの頻度で交換するべき?
テーピングの交換頻度は、使用しているテーピングの種類、目的、発汗量、皮膚の状態などによって異なります。
一般的には、1日1回、もしくは運動後の交換が推奨されています。ホワイトテープのような固定テープは、皮膚への負担が大きいため、長時間同じ場所に貼ったままにすると、かぶれやかゆみの原因となることがあります。
キネシオテープのような伸縮性のあるテープは、比較的長時間使用できますが、テープの端が剥がれてきたり、シワが寄ってきたりした場合は、交換する必要があります。
また、汗をかいた場合も、テープが剥がれやすくなるため、交換が必要です。
皮膚に異常を感じた場合は、すぐにテープを剥がし、皮膚の状態を確認しましょう。
やっているスポーツの特性などにもよりますが、サッカー選手で試合前にテーピングをやり、ハーフタイムで交換をするという選手もいますし、試合終了後まで使うという選手もいます。
2. テーピングを巻いたままお風呂に入っても大丈夫?
テーピングの種類によって異なります。ホワイトテープは、基本的に水に弱いため、お風呂に入る際は剥がすことをおすすめします。
濡れたまま放置すると、粘着力が低下し、剥がれやすくなるだけでなく、皮膚トラブルの原因にもなります。キネシオテープの中には撥水加工が施されているものもありますが、長時間水に浸かっていると粘着力が弱くなる可能性があります。
入浴後、皮膚をよく乾燥させてから新しいテープを貼り直すようにしましょう。
心配な場合は、入浴前にテーピングを剥がし、入浴後に貼り直すのが安全です。
3. テーピングはどこで購入できる?
テーピングは、様々な場所で入手できます。代表的な購入場所を以下にまとめました。
購入場所 | メリット | デメリット |
---|---|---|
ドラッグストア | 手軽に購入できる | 専門的なアドバイスは受けにくい |
スポーツ用品店 | 種類が豊富、専門的なアドバイスも受けられる | ドラッグストアより価格が高め |
インターネット通販 | 種類が豊富、価格比較がしやすい | 商品が届くまで時間がかかる |
接骨院・整骨院 | 専門家から適切なテーピングを選んでもらえる | 費用がかかる |
それぞれのメリット・デメリットを考慮し、ご自身に最適な購入場所を選択しましょう。
テーピングの種類や使用方法に迷う場合は、スポーツ用品店や接骨院・整骨院で相談するのがおすすめです。
接骨院・整骨院では、ニッシンやバトルウィンといったメーカーのテーピングを使用していることが多いので、参考にしてみてください。
4. テーピングを自分で巻くのと、柔道整復師に巻いてもらうのでは違いはあるの?
テーピングを自分で巻くのと、柔道整復師に巻いてもらうのでは、効果に大きな違いがあります。
自分で巻く場合は、巻き方が間違っていたり、適切な強さで巻けていなかったりすることがあります。
柔道整復師は、解剖学や運動学の知識に基づいて、症状に適切なテーピングを選択し、正しい巻き方で、適切な強さで巻いてくれます。
そのため、より効果的にケガの予防や再発防止、パフォーマンス向上を期待できます。
また、柔道整復師は、皮膚の状態や症状に合わせてテーピングの種類や巻き方を調整してくれるので、皮膚トラブルのリスクも軽減できます。
初めてテーピングを使用する方や、症状が重い方は、柔道整復師に相談することをおすすめします。
柔道整復師が使うテーピングの豆知識 | まとめ
怪我をした際などに使うことが多いテーピングですが、初めて怪我をした人は落ち込んだ気持ちになっていたり、どうしていいのか分からないので不安になっている人も少なくないでしょう。
そういった時に柔道整復師やスポーツトレーナーなどは患者さんにしっかりとテーピングについて説明する必要があるでしょう。
最近ではインターネットも普及し、どこでもテーピングテープも購入できますし、どういったものが自身の怪我に適しているのか、どのように使うのが正しいのか等、伝えることで患者さんの安心感に繋がるのではないでしょうか。
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