集客を成功させるチラシ作りの基本

チラシは、新規顧客獲得に大きな役割を果たす、整骨院にとって重要なマーケティングツールです。

限られたスペースで効果的に情報を伝え、来院を促すためには、いくつかのポイントを踏まえる必要があります。

チラシの基本情報を理解し、戦略的に作成することで、集客効果を高められるでしょう。

本記事では、整骨院のチラシの載せるべきな基本情報について説明します。

チラシの基本情報

1. 必須記載事項と注意点

整骨院のチラシには、法律で定められた必須記載事項があります。

これらを漏れなく記載することはもちろん、不適切な表現を用いると違反広告とみなされるため注意が必要です。

記載事項と併せて、注意点も確認しましょう。

必須記載事項 注意点
柔道整復師である旨、氏名、住所 資格を詐称したり、無資格で施術を行うことは違法です。
施術所の名称、電話番号、所在地 正確な情報を記載し、連絡が確実に取れるようにしましょう。
施術日または施術時間 変更があった場合は、速やかに修正版を配布する必要があります。
「ほねつぎ」または「接骨」の文言 これらの文言は必ず記載する必要があります。
都道府県知事への開設届出の旨 無届で施術所を開設することは違法です。
(医師の同意があれば)医療保険療養費支給申請ができる旨 保険適用外の施術内容も明確に示す必要があります。

その他、厚生労働省のウェブサイトなどで、具体的な広告規制の内容を確認することをお勧めします。

2. 効果的なキャッチコピーの作り方

キャッチコピーは、チラシで最も重要な要素の一つです。

読者の目を引き、関心を惹きつける効果的なキャッチコピーを作るには、次の点に注意しましょう。

  • ターゲットを意識する:高齢者向け、スポーツ愛好家向けなど、ターゲット層に合わせた言葉を選ぶことが重要です。例えば、高齢者向けには「つらい膝の痛み、諦めないで!」、スポーツ愛好家向けには「パフォーマンス向上をサポート!」といったキャッチコピーが効果的です。
  • メリットを伝える:整骨院に通うことで得られるメリットを具体的に表現しましょう。「痛みが軽減し、快適な毎日へ」や「姿勢改善で自信あふれる自分に」といった表現は、読者の共感を呼びます。
  • 簡潔で分かりやすい:長すぎるキャッチコピーは読まれない可能性があります。短く、分かりやすい言葉で、メッセージを伝えましょう。
  • 独自性を出す:他の整骨院と差別化できるような、独自のキャッチコピーを考えましょう。地域の特徴や、得意とする施術内容を盛り込むのも効果的です。

いくつかのキャッチコピーを作成し、A/Bテストを行うことで、どのキャッチコピーが最も効果的か検証するのも良いでしょう。

3. デザインの重要性

チラシのデザインは、読者の印象を大きく左右する要素です。視認性が高く、読みやすいデザインを心がけましょう。

また、ターゲット層に合わせたデザインにすることも重要です。

  • 配色:暖色系の色は温かみを感じさせ、寒色系の色は清潔感や信頼感を与えます。ターゲット層や、伝えたいイメージに合わせて配色を決めましょう。高齢者向けには、落ち着いた色合いで、文字を大きく見やすくする工夫が必要です。
  • フォント:ゴシック体や明朝体など、読みやすいフォントを選びましょう。小さすぎる文字や、装飾過多なフォントは避け、高齢者には特に配慮が必要です。
  • 写真・イラスト:院内の写真やスタッフの写真を掲載することで、親近感や安心感を与えることができます。ただし、施術中の写真は、医療法に抵触する可能性があるため、掲載しないようにしましょう。また、フリー素材サイトなどで、著作権フリーのイラストや写真を利用することもできます。
  • レイアウト:情報が整理され、読みやすいレイアウトを心がけましょう。重要な情報は目立つように配置し、電話番号や住所などの連絡先は分かりやすく記載しましょう。地図やQRコードを掲載することで、来院をスムーズに促すことができます。

Canvaなどの無料デザインツールを活用すれば、手軽にプロ並みのデザインを作成できます。デザインに自信がない場合は、プロのデザイナーに依頼するのも一つの方法です。

集客を成功させるチラシ作り | まとめ

現在ではSNSなどで集客をするところが多いですが、お年寄りも来院する整骨院においてチラシはまだまだ効果的と言えるでしょう。

また最近ではツールも進化していますので、自分自身がチラシを制作をすることも可能なので以前よりも安価で済むこともあります。

ただ整骨院のチラシでは法律で定められた必須記載事項がありますので、自分で作る場合には十分に注意が必要です。

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