柔道整復師になるための受験資格

柔道整復師になるためには国家試験に合格する必要がありますが、受験するためにはまず受験資格を得なければなりません。

本記事ではどのような受験資格を満たせば国家資格を受けることが出来るのかについて解説します。

柔道整復師になるための受験資格

1. 文部科学大臣が指定した学校または都道府県知事が認可した学校を卒業

柔道整復師の養成課程がある学校を卒業することが、最も一般的な受験資格取得方法です。これらの学校は、3年以上、解剖学、生理学、病理学、衛生学、柔道整復理論及び関係法規などの専門科目を学びます。

卒業することで、国家試験の受験資格が得られます。

1.1 指定校と認可校の違い

指定校とは、文部科学大臣が指定した学校のことを指し、認可校とは都道府県知事が認可した学校のことを指します。

どちらも国家試験の受験資格を得ることができますが、指定校は全国的に一定水準以上の教育が保証されているとされています。

学校の種類 設置者 監督官庁
指定校 学校法人など 文部科学省
認可校 学校法人、株式会社など 都道府県

厚生労働省のウェブサイトで、指定校・認可校の一覧を確認することができます。

学校選びは、カリキュラム、国家試験合格率、学費、通学の利便性などを考慮して慎重に行いましょう。

 

2. 外国で柔道整復師に相当する資格を有する者

外国で柔道整復師に相当する資格を有する者も、一定の条件を満たせば、日本の国家試験を受験することができます。

ただし、個々のケースによって必要な手続きや書類が異なるため、厚生労働省に確認する必要があります。

2.1 必要な手続き

外国で取得した資格が日本の柔道整復師の資格と同等と認められるためには、厚生労働大臣の認定を受ける必要があります。認定を受けるためには、申請書や資格証明書などの必要書類を提出する必要があります。

3. あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師の免許を有する者

あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師の免許を有する者は、柔道整復師の養成施設で一定期間の教育を受ければ、国家試験の受験資格を得ることができます。

必要な科目の履修や実務経験年数などの条件がありますので、詳細は各養成施設にお問い合わせください。

上記いずれかの受験資格を満たした上で、国家試験に合格することで、晴れて柔道整復師として活動することができます。

 

柔道整復師になるための受験資格 | まとめ

柔道整復師になるために一番一般的な方法は柔道整復師の養成課程がある学校を卒業することであることは間違いないようです。

また外国で柔道整復師に相当する資格を持っている方にも一定の条件を満たせば国家資格を取ることもできるようですが、様々なケースがあるため厚生労働省に確認しなければなりません。

多くの人に受験するチャンスがありますので、柔道整復師に興味がある方はまずは自分に合った学校を調べるところから始めてみてはいかがでしょうか。

 

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