昨今、コストパフォーマンスの良い整骨院の開業方法として、マンションの1室で開業するという方法が注目されています。
柔道整復師として独立開業を目指すなら、初期費用を抑え、リスクも最小限にできるマンション開業は魅力的な選択肢です。
本記事では、マンションで整骨院を開業するメリットについて解説します。
マンションで整骨院開業のメリット
マンションの一室を利用して整骨院を開業するメリットは、主に以下の3つが挙げられます。
1.1 初期費用を抑えられる
整骨院を開業する際に、最も大きな負担となるのが初期費用です。
ロードサイドの物件と比較して、マンションの一室であれば、敷金・礼金、保証金、仲介手数料などの初期費用を大幅に抑えることが可能です。
また、内装工事費用も、スケルトン物件から始める場合に比べて、居抜き物件や内装済みの物件を選ぶことで削減できます。
さらに、広さも比較的小規模になるため、設備投資費用も抑えられます。これらの費用の削減は、開業時の資金負担を軽減し、スムーズなスタートを切る大きな助けとなります。
項目 | ロードサイド | マンション |
---|---|---|
敷金・礼金 | 高額 | 比較的安価 |
保証金 | 高額 | 比較的安価 |
内装工事費 | 高額 | 比較的安価 |
設備投資費用 | 高額 | 比較的安価 |
初期費用を抑えることで、運転資金に余裕を持たせることができ、経営の安定化にも繋がります。
また、初期投資の回収期間も短縮できるため、早期に黒字化を目指すことも可能です。
1.2 リスクを抑えられる
開業における大きなリスクは、経営が軌道に乗らずに撤退を余儀なくされることです。
撤退時には、原状回復費用や違約金、残存設備の処分費用など、多額の費用が発生する可能性があります。
マンション開業の場合、ロードサイド物件と比較して、賃料や共益費などの固定費が低く設定されていることが多く、撤退時のリスクも抑えられます。
また、契約期間も柔軟な場合が多く、短期間での解約も可能な物件もあるため、事業の撤退を容易にすることができます。
撤退リスクの軽減は、開業時の不安を解消し、安心して事業を始めることができる大きなメリットと言えるでしょう。
1.3 利益率が高い
整骨院経営において、利益率は重要な指標です。
マンション開業は、固定費の削減、初期費用の抑制といったメリットから、高い利益率を実現しやすいという特徴があります。
賃料や人件費などの固定費が抑えられるため、売上高に対する利益の割合が高くなります。
また、初期費用が抑えられることで、投資回収期間も短縮され、早期に利益を確保できる可能性が高まります。
高い利益率は、経営の安定化に繋がり、新たな設備投資やサービス拡充など、更なる事業発展のための資金を確保することも可能になります。
マンションで整骨院開業のメリット | まとめ
今回はマンションで整骨院を開業するメリットを3つの側面から説明しました。
大きなメリットとしては、やはりお金の部分だと言えるでしょう。
最小限のリスクで利益を出したいという人にはおススメではないでしょうか。