介護業界では異例の高収入?サービス管理責任者とは

サービス管理責任者という仕事を知っていますか?

何のサービスを管理するのかというと、実はこの仕事は介護業界の仕事になります。

 

今回はそんなサービス管理責任者(以下:サビ管)について、業務内容、サビ管になる方法、そして気になる年収をご紹介いたします。

 

実はこのサビ管は意外にも高収入ですので、気になる方はぜひ最後までお付き合いください。

 

実は高収入 サビ管の気になる年収は

 

さて、いきなりですがサビ管の年収はいくらだと思いますか?

 

「介護の仕事なら安いんじゃないの?」

そう思うかもしれませんが意外にも高年収なのです。

 

サビ管の年収は平均で480万円とされていて、介護職の中どころか全職種を合わせても日本人の平均年収を上回る年収となっています。

 

これだけの年収を貰えるのであれば、興味が湧いてきたのではないですか?

それではサビ管の業務はどのようなものがあり、どうやってなるのでしょうか。

 

サビ管の仕事とは 障害福祉サービスの管理業務

サビ管は、介護業界の中でも障害福祉サービスを提供している事業所に配置が義務付けられていて、その名前の通りにサービス全体の管理を行う仕事です。

 

業務内容は主に3つ。

①支援プロセスの管理

②スタッフへの指導や助言

③関係者との連携

です。

 

①支援プロセスの作成・管理

支援プロセスとは利用者の方にどのような支援が必要なのかを考えて、その人に合った支援していくことです。

そのプロセスを立てていくことで、ケアマネジャーのケアプランと同じようなものだとイメージして頂ければ良いのではないでしょうか?

この支援プロセスを作成するために関係者全員の管理をしたり、利用者の方やご家族と面談をしたり、スタッフと会議をしたりしていきます。

 

②スタッフへの指導・アドバイス

2つ目の業務はスタッフへの指導や助言・・・つまりチームのマネジメントです。

サービスの管理者として、スタッフそれぞれに適切な指導やアドバイスをしなければいけません。

 

スタッフ個人への直接指導ももちろんですが、社内・社外問わず勉強会や研修を利用したり、スタッフの配置などをしたりすることも当てはまります。

 

③関係者・関連機関との連携

サビ管の仕事は社内だけではありません。

関連機関との連携もあります。

支援プロセスの計画を立てて実施していくには、関連機関との連携が必要になります。

利用者のニーズを満たす上で必要なことなどを関係者や関連機関と情報共有していきます。

 

サビ管になるには 試験はないが長時間の研修が必要

それではサビ管になるにはどうしたらよいのでしょうか?

 

サビ管になるためには、実務経験と研修が必要となります。

実務経験は相談支援業務、直接支援業務、有資格者としての実務、国家資格保有者としての実務でそれぞれ必要な年数などが異なりますので、1つずつ紹介します。

 

①相談支援業務

相談支援業務の場合に必要な実務経験は3年以上です「。

相談支援業務とは、障害を持った人の自立支援に関する相談・アドバイスなどをいいます。

ただし、国家資格保有者であれば1年以上で条件を満たすことができます。

 

②直接支援業務

 

直接支援業務は入浴や排泄、食事介助、職業訓練、動作指導、生活訓練などの直接的な支援業務に携わっている場合は8年以上の実務年数が必要です。

 

③有資格者等の場合

 

次に、有資格者の場合です。以下の資格を持っている人は5年以上の実務経験が必要とされています。

介護福祉士、精神保健福祉士、研修・講習受講者、訪問介護員(ヘルパー)2級以上(現:介護職員初任者研修)に相当する研修修了者、 保育士、 児童指導員任用資格者、 精神障害者社会復帰施設指導員任用資格者

 

④国家資格等の場合

以下の国家資格を有している人は、1年以上の相談支援業務や直接支援業務の実務経験があれば要件を満たすことができます。

 

医師、歯科医師、薬剤師、保健師、助産師、看護師、准看護師、 理学療法士、 作業療法士、 社会福祉士、 介護福祉士、 視能訓練士、義肢装具士、歯科衛生士、言語聴覚士、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師、柔道整復師、管理栄養士、栄養士、精神保健福祉士

 

必要な実務経験を積んだら、次は研修があります。

この研修は基礎研修が26.5時間、実践研修が14.5時間となっています。

 

また、サビ管の資格は有効期限が5年間となっているため、その都度更新が必要です。

更新研修は13時間必要です。

 

ちなみにサビ管の場合はケアマネジャーと違って、資格取得のための試験はありません。

研修を受ければ取得可能な点はメリットです。

 

サビ管は年収も高く、やりがいのあるおすすめの仕事

 

いかがでしたか?

サビ管は管理能力や責任感の必要とされる仕事でもありますが、年収が高く、ケアマネジャーのように難関な試験がないためキャリアアップを目指すならとても魅力的ですね。

介護や医療の仕事についていてキャリアアップを考えている方には選択肢の1つとして考えてもよいでしょう。

 

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